笹山古墳(滅失)
笹山古墳(滅失)([相羽城 寺社・史跡])
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笹山古墳(滅失)の口コミ情報
2022年11月21日 前田利家猫耳メイド萌
笹山古墳は、大正2年(1913)に開墾され滅失しました。その際に内行花文鏡(拓本のみ現存)や鉄鏃・銅鏃の出土が記録されています。かつては大型の円墳と考えられていましたが、平成22年に天理大学が実施した地中レーダー探査の結果、前方後方墳と判明しました。
令和2年度の発掘調査では、後方部にテラス状遺構が見つかり、これにより後方部一辺が約40㍍を測ることがわかりました。また、周濠幅は調査区内で9.5㍍を測り、地中レーダー探査結果の再検討から約12㍍程度に復元できることがわかりました。
周濠底からは、近江系小型甕や水銀朱塗高坏など、県内では類例のない貴重な遺物が出土しました。これらの遺物から築造は3世紀初頭に遡ると考えられます。
東海地方の出現期古墳としては最古級であり、この時期の古墳としては最大規模になると想定されます。
大野あけぼのミュージアムより頂いた紙資料より
地中レーダー探査により、笹山古墳より南東方向にも、笹山古墳と同規模の前方後方墳があったとされるが、開墾され滅失している。