西上免遺跡(西上免古墳)

西上免遺跡(西上免古墳)([野府城  寺社・史跡])

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西上免遺跡(西上免古墳)の口コミ情報

2022年04月27日 前田利家猫耳メイド萌


西上免遺跡は、愛知県尾西市開明から、一宮市今伊勢町馬寄にかけて広がる遺跡であり、平成2年(1990)から、平成7年(1995)まで、東海北陸自動車道建設に伴う発掘調査が、財団法人愛知県埋蔵文化財センターによって実施されました。

その結果、西上免遺跡は、弥生時代中期・古墳時代初頭・奈良時代・鎌倉時代・戦国時代の5つの時代にわたって、展開する複合遺跡であることが分かりました。中でも古墳時代初頭に所属する資料が最も充実しており、出土遺物からは、概ね3世紀初頭から、4世紀前葉まで集落が営まれていたと、考えることが出来ます。

発掘調査によって、5基の墳丘墓が存在しており、その中には墳丘長40.5㍍の前方後方墳(西上免古墳)を発見することが出来ました。
こうした成果から、西上免遺跡は、古墳時代の集落構成を知る上で貴重な遺跡であり、濃尾平野の古墳時代を考える上で、貴重な遺跡であります。

西上免古墳
西上免遺跡の発掘調査によって、新たに発見された前方後方墳です。
墳丘長は40.5㍍で、後方部は25㍍×24.5㍍、前方部幅17㍍を測り、その周りには、前方後方形に約10㍍の周溝が存在しています。墳丘はすでに破壊され存在してはいないものの、周溝内からは多量の土器などが発見されました。

出土土器は、パレスタイル壺やS字瓶・高杯など、約100点程があり、装飾性が高く、中には表面に朱が塗布された、土器も含まれていました。これらの遺物から、西上免古墳が3世紀前半に、造営されたことが分かります。従って、全国的にも最も古く遡ることが出来る、前方後方墳であり、愛知県内最古の前方後方墳と考えられます。

尚、西上免古墳に接して西側(SD19)と南側(SD25)更には、恐らく東側にも溝が掘削されていたと思われます。こうした溝(区画溝)は、古墳を造る場所を、前もって設定するものであり、古墳がどのように造られているのかを知る、興味深い資料です。

尾西市 尾西市教育委員会

発掘調査後、埋め戻され高架下に石碑と、説明板が設置され小公園として整備されている。地面のブロックで前方後方墳が、デザインされている。尾西市は、一宮市と合併して無くなっているが、説明板がまだ修正されていない。

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