津具城
津具城([田峰城 周辺城郭])
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津具城の口コミ情報
2021年02月14日 陸奥守たろす
【津具城】その2
愛知県北設楽郡設楽町津具麓の山城
(※遺構紹介・写真は口コミその1参照)
【総評・所要時間】
◆小規模ながら周囲に堀切・空堀・堅堀を配し、城内路も横矢が掛けられ、軍事的にも技巧的な縄張りが楽しめます。
◆案内標柱や駐車場等も極最近整備されたようで縄張り図がなくても安心して散策できます♪
◆麓(駐車位置)からは10~15分程で城域
◆城内は1時間もあれば隅々まで散策できます。
【アクセス】
◆書籍やネット情報では麓(城域西南)から直登とあったのでその通り登城!
帰りは試しに城域東側に下山したところ偶然駐車場(極最近整備されたと思われる)を発見したので、ここではその駐車場へのアクセス、登城方法を紹介します。
◆車の場合はとりあえずGoogleマップで「愛知東農協津具支店」を設定し現地に向かって下さい。
◆城は農協の北側、津具川と県道427号坂宇場津具設楽線を挟んだ向かいの山(左側)になります。
◆県道を東進した場合、①「麓」バス停の先にある津具川に架かる橋を渡らず、ちょい先左側の②進入路(③案内標柱あり)に入ってください。
◆④未舗装です。
◆突き当たり付近に⑤駐車場(未舗装の広場にPの案内標柱あり)があります。
◆あとは徒歩で案内標柱に従い進めば⑥「津具城址入口」案内標柱、さらに進めば城域北側の⑦「堅堀」直下に到着します。
◆さらに進めば城域西側の大手口にたどり着きます。
◆駐車場からは10分もかかりません♪
◆ちなみに私はこの情報を知らず、ネット情報を元に麓バス停手前の⑧空地に駐車し、「津具珠算学園・李登勝美術館」なる民家の軒先を抜け、神社横から10分程急な尾根を直登しました。
◆やはり、未舗装ですが先に述べた駐車場・登城路をお薦めします。
(なのでなんちゃら美術館等の写真は投稿しません)
※写真は左上から①~④、下左から⑤~⑧
2021年02月13日 陸奥守たろす
【津具城】その1
愛知県北設楽郡設楽町津具麓の山城
【概要】
◆信濃との国境近くの山あい、標高770m比高80mの山城。
◆伊那街道から別所街道へと連絡する主要道を押さえると共に、三河山間部・遠江北部・東美濃へも分岐できる重要地点に位置。
◆築城は永録年間、武田氏配下の後藤善心と言われる。
◆築城後も武田氏による修築がされた可能性が見られ、小規模ながら技巧的な造りが遺構から伺える。
◆三遠南信境目にあり武田氏・今川氏・徳川氏との勢力争いの場となった記録が多々残される。
◆『愛知の山城ベスト50を歩く』より引用
【遺構】
◆登城路は書籍やネット情報でも「麓から直登せよ!」てのが殆どなので仰せの通り登城。
(※下山後新たな路が造られていることを知る…詳しくは~その2で)
◆直登10分程で城域西側の曲輪状の地点に取りつくのでそのまま尾根を登りましょう。突き当たりに井戸跡のような窪みが現れます。
◆井戸跡から山頂方向に進むと①「大手口」の説明標柱。最近設置されたと見られる真新しさ!
◆登った先の曲輪Ⅳ(腰曲輪)は南北に堅堀・中央に②2条の畝状堅堀を設け西側を守る。
◆さらに曲輪Ⅳ(西帯曲輪)南端に③堀切Aを設け、主郭Ⅰ南側への回り込みを防ぐ。(今は普通に回り込めますw)
◆城域南側は主郭Ⅰの南西一段下に④曲輪Ⅲ(南二の曲輪)、さらに曲輪Ⅲ下に犬走り(破壊道か?)を回し所々竪堀を設ける。
◆城域北東側には曲輪Ⅳ(北帯曲輪)から繋がる堀底道を兼ねた⑤空堀を設ける。
◆現在は城を一周できるできる状態だが、往時は西側大手から登城→曲輪Ⅳを東に→北東堀底道を通り東端の⑥虎口B→虎口を抜けたら西に180度折り返し曲輪Ⅱ(北二の曲輪)に至ると考える。
(虎口Bから南に進むと曲輪Ⅲ(南二の曲輪))
◆つまり城内の道は曲輪Ⅱを回る様になっており、大手から迫る敵に対し常に上部から⑦横矢を掛けられる造りになっている。
◆曲輪Ⅱから南の山頂、城域中央が⑧主郭Ⅰとなる。
※写真は左上から①~④、下左から⑤~⑧