岩略寺城

岩略寺城([上ノ郷城  周辺城郭])

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岩略寺城の口コミ情報

2024年01月08日 RED副将軍


無数の腰郭群が配された東三河最大規模の山城🏯

オススメ度 ★★★★★

築城年代、築城主等の詳細不詳。
文安年間(1444年〜1449年)に今川氏一族の関口満興が築き、弟の関口直幸が入城し長沢氏を名乗ったとされ、この長沢城が岩略寺城であるとの説がありますが、長沢古城または登屋ヶ根城の可能性もあり定かではありません。
1458年に松平信光が長沢城に侵攻し落城。嫡男の松平親則が長沢城に入城し長沢松平氏の祖となりました。
その後、松平清康が没すると内紛により松平氏は弱体化。今川氏が三河に勢力を拡大し、1547年には牧野田三郎は長沢へ兵の配置を命じられ、1551年には匂坂長能は長沢城への在城と普請を命じられており、西三河と遠江の境目にある今川氏の重要拠点であったと考えられます。
1560年の桶狭間の戦いで今川義元が没すると今川氏は弱体化。長沢城には糟谷善兵衛と小原鎮宗が城代として徳川家康からの侵攻に備えましたが、1561年には徳川家康の侵攻により落城。徳川家康は深溝城の松平伊忠を長沢城に置いて今川氏に備えました。
1590年に徳川家康が関東に移封となると廃城に、なった様です。

見所
標高169mの城山頂部に築かれており東海道を押さえる交通の要衝です。
山頂の主郭は土塁が巡り北西部に虎口が開口。北側に腰郭状の二郭が配され、周囲には他にも多数の腰郭群が広がります。西側の腰郭下には城道を兼ねた空堀も敷設。
主郭北西下の切岸に三日月堀がありここが一番の見所と感じました。
主郭から北・北東・南東に伸びる三本の尾根筋に鋭い切岸の小郭群が展開され、北へ伸びる尾根には食い違い虎口もあります。
城域には井戸跡とされる竪穴が五か所も残っています。
プリミティブな山城で派手さはありませんが、徳川氏または今川氏による改修の跡も見られる東三河を代表する巨大山城で、山城の残存が少ない愛知県にとっては希少な存在です。

行き方は、国道1号の長沢交差点から南へ集落に入り、突き当たりを左折すると林道に入ります。そのまま城域直下の駐車場まで行くことができます。
私の場合は比高は100mくらいなので麓から登りました。帰りに降りる尾根を間違えて主郭まで引き返したのでご注意を。

2022年06月16日 左近衛中将かめかめ


南曲輪の目の前に駐車場あります。クルマでいかれる際は山の北西側からのルートを選択するといいでしょう。南からも行けますが、結構な山登りになるので要注意です。

写真1:登り始めて1分で出会える堀切
写真2:本曲輪北西の(おそらく)登城路にある石垣
写真3:駐車場にある縄張り図
写真4:北東尾根の段曲輪
写真5:本曲輪北西の(おそらく)登城路を斜めから。竪堀にしか見えない
写真6:本曲輪北西の腰曲輪下にある三日月堀。

2020年06月24日 OROKA参議


【東三河最大級のザ・山城!】

岩略寺城は上ノ郷城の北東に位置する城で、関口氏の一族である長沢氏が築いた城です。しかし、その後に松平氏に攻め落とされ家康の関東移封まで改修されながら使われたようです。

アクセスとしては、国道1号線の長沢の信号で南西の道に入り、さらに突き当たりを左折すると林道に入ります。この林道(整備されてますが、たまに枝や小石が落ちていたので注意)をウネウネ登ると、案内板のある城のすぐ横に出ます。ここに駐車スペースも確保されています。
ここから5分ほどで岩略寺城に行けるので、これほど楽なことはありません。

遺構としては、素朴な山城から拡張を重ねてきた複雑さがあります。
主郭は土塁に囲まれ、それなりの広さがあります。また、主郭の下には空堀があり、これが三日月堀(形としては)になっていて浅いながらも嬉しくなります。
他にも井戸跡や高低差のある帯郭と虎口など、基本を押さえた遺構が楽しめます。
また、帯郭をくまなく探索すると石積(というよりは切岸を補強した物かな)が出てきたりして、かなりワクワクします。他にも、城の遺構かは不明ですが長い猪垣(いうなれば登り石積)もあり、ついつい城の細部まで探索してしまいます。

車から5分でこんなに本格的な山城の遺構が楽しめてしまうなんて…興味を持ったそこのアナタ、これは行くしかないですよ!

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