貝殻山貝塚
貝殻山貝塚([清洲城 寺社・史跡])
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貝殻山貝塚の口コミ情報
2024年04月22日 前田利家猫耳メイド萌
貝殻山貝塚は、この地域で古くから知られた貝塚の一つです。昭和初期から30年代までに行われた発掘調査により、貝殻山貝塚は尾張地方最古の弥生遺跡として、また、西日本を中心とする前期弥生文化の東端の遺跡として、学会で注目されるようになりました。
昭和46(1971)年、貝殻山貝塚周辺で土地改良事業が行われることになり、愛知県と清洲町(現清須市)による発掘調査が行われました。この調査では、弥生時代前期から中期初め(紀元前6世紀〜紀元前4世紀)の良好な貝層、土器、石器、骨角器など豊富な遺物が出土しました。この成果を受け、昭和46(1971)年12月に、貝殻山貝塚周辺の10,169.4㎡が国の史跡に指定されました。
史跡指定地は公有地化され、昭和50(1975)年には、史跡地内に愛知県清洲貝殻山貝塚資料館(現史跡貝殻山貝塚交流館)が開館し、史跡公園として整備されました。
令和2(2020)年、発掘調査による新しい知見を加え、史跡の再整備が行われ「あいち朝日遺跡ミュージアム」が開館しました。
第1貝塚(貝殻山)
「貝殻山」と呼ばれてきた塚状の高まりで、カキ、ハマグリ、シジミからなる弥生時代前期の貝塚です。東海地方の弥生時代の成り立ちを知るうえで、重要な貝塚として注目されてきました。また、尾張地方の弥生時代初期の土器は、この貝塚を標識として、「貝殻山式土器」と呼ばれています。
第3貝塚
昭和46(1971)年度の発掘調査で、弥生時代前期(紀元前6世紀〜紀元前1世紀)、(紀元後1世紀〜紀元後3世紀)の貝層が確認されました。最初はシジミを主とする層が堆積し、その上にカキ、ハマグリを主とする貝層が堆積していました。また、この貝塚の北西部分では、弥生時代の人骨2体が発見されました。
3箇所の説明板より。
史跡貝殻山貝塚交流館は、入場無料です。