上御園遺跡(小牧山城城下町)
上御園遺跡(小牧山城城下町)([小牧山城 寺社・史跡])
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上御園遺跡(小牧山城城下町)の口コミ情報
2025年02月17日 猫耳◇□◁△▷▽⊿萌
小牧城下町(上御園遺跡)
ここは、永禄六年(1563)織田信長が小牧山に新たに城を築き、清須から居城を移した際に、山の南側に建設した城下町の中に位置します。城下町は、東西、南北に街路を配置して計画的に築かれ、このあたりは商工業者が集住した区域でした。
小牧堀の内土地区画整理事業が行われた範囲は、紺屋町、鍛冶屋町、新町にあたると推定されています。区画整理前に実施した上御園遺跡の発掘調査では、街路跡、掘立柱建物跡、溝跡、井戸跡などの遺構とともに、瀬戸美濃産の陶器(天目茶碗、皿、すり鉢他)、素焼きの土器(鍋、釜、皿他)、鍛冶関連品(坩堝、羽口他)などの遺物が出土しました。確認した遺構の分布状況から、街路沿いに建物が建ち、街路から30㍍〜35㍍までは生活空間で井戸などがあり、さらにその先は畑や庭であったという町の様子が明らかになりました。
信長は、永禄十年には岐阜へ移りましたが、調査を実施した範囲では、江戸時代初め頃まで町が存続していた部分があったことがわかりました。
平成二十年二月 小牧市教育委員会
れきしるこまき(小牧山城史跡情報館)に、出土品の一部が展示されています。