犬山城移築門(運善寺)
犬山城移築門(運善寺)([大野城 遺構・復元物])
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犬山城移築門(運善寺)の口コミ情報
2022年01月04日 猫耳萌え✡可児
一宮市指定文化財 運善寺山門
門の型式は高麗門で、主として城門に利用される方式である。屋根は内側にある小屋根とともに切妻で、棟は組棟、瓦は平成五年の修理の際、従来に戻し本瓦葺きとした。破風には蕪懸魚をいれ、軒は一軒の疎垂木である。
本柱は太く、脇柱とで大きな冠木を受け、これより束をたてて棟木をおく。丸桁は六本の男梁で支え、垂木をかける。本柱の内側に控柱を立て、飛貫と腰貫でつなぎ、腕木をいれて冠木からの丸桁を支え、小屋根は全開した扉の雨除けとなる。それぞれの柱には、柱頭や根巻の他各所に鉄金具をつけ、その扱いは入口のまぐさや蹴放にも見られる。扉は縦板張りで、これも筋鉄である。方形花金具、乳金具、菊金具つき入八双金具などで装飾され肘壺でつる。三間ある中で、向かって右の脇間は少し広くとり、これにも金具をつけた脇戸を設けている。
当門は、明治初年に犬山城から移されたもので、同二十四年(1891)の濃尾大震災で倒壊し、その折に改修されたが、平成五年の修理によって、当初に近い姿となった。
扉・柱ともに各種の金具や鉄枠で装飾し、大きな冠木とともに威圧的な構成をもち、いかにも城門らしい機能を備え、市内には珍しい存在である。
説明板より
駐車場はありますが、道幅がとても狭いので注意が必要です。
健脚な方は、浅井山公園駐車場に駐車して、長誓寺本堂(名古屋城三の丸移築書院)を見てから、歩いて行く事をおすすめします。