名古屋城移築門(伝)
名古屋城移築門(伝)([苅安賀城 遺構・復元物])
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名古屋城移築門(伝)の口コミ情報
2021年07月04日 前田利家猫耳メイド萌
一宮市指定文化財 正福寺山門
この門は、名古屋城の門を移したものと伝聞される。
構造の華麗な一間一戸四脚門である、本柱は円くて禅宗式の門のような木製礎盤の上に建っている。脚柱は角の面取である。本柱を延ばして、四脚柱の上から渡される、繋虹梁のとりついた上は、径を細めている。脚柱には、頭貫を通して木鼻を出す。斗栱は三斗枠肘木。中備として板蟇股をおく。本柱間の頭貫には眉を入れ、その木鼻は丸彫の獏である。蹴放、方立を構え、藁座を用いて、連子入桟唐戸をつる。その上方では虹梁を通し、内部に牡丹の彫刻がある蟇股を入れ、空間を牡丹の丸彫の彫刻で満たす。柱頂に頭貫、台輪を通し、下の虹梁との間に大瓶束をおく。大斗実肘木で棟をうける。妻の腰貫と飛貫の間には吹寄菱格子を入れる。
破風の中央に猪目懸魚をつる。軒は二軒で吹寄(木垂)。屋根はいま桟瓦葺。
入念に意匠した建築で、十七世紀後半の遺構として貴重である。
一宮市教育委員会 説明板より