白水城
白水城([下田城 周辺城郭])
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白水城の口コミ情報
2024年11月13日 昌幸近江守晩秋リア旅
伊豆半島南端の長津呂湾、その最深部の鍋裏山に築かれた白水城。
築城年は不明ですが、伊豆は北条早雲の時代に支配されるところとなり、この城も例外ではなかったと思われます。城主名として御簾(みす)三河守があげられます。
天正16年(1588)に清水康英が下田城城主を命じられると、支城として利用されたと思われます。(後述のご老人のお話より推察)
縄張りは主郭の前後に郭を持ち、3郭には大きな虎口と石積みが見られ、主郭と6郭との間は堀切と土橋が普請されています。
そしてこの城の特徴は、郭が早雲の居城である興国寺城を模したような、高く分厚い土塁に囲まれていることです。
車は麓の公営駐車場に停められます(1回500円)。訪城した日は、時折傘が裏返ってしまうような暴風雨が吹く不順な天候、一瞬の隙を縫って見学してきました。遊覧船は欠航してましたが駐車場は営業してましたよ。
「白水城を見に来た」と言って苦笑い顔だったご老人(駐車場の受付の方・男性)と、下山した時にお話ししました。以下ご老人のお話です。
・子供の頃、遊びによく白水城に登った。
・湾の向かいの山に狼煙台があるよ。下田まで繋がってたかも知れないね。
・ハイキングコースとして整備されたけど、イノシシが増え荒らすようになり、通行が危険な箇所が出てきて現在は閉鎖状態。この前、市に再整備をお願いしたけど、県の管轄なんだって。すぐにどうこうならないのがもどかしい。
やはり地元の方のお話って貴重な情報ばかりですね。ハイキングコース再整備の望みがかなう日を私も心待ちにしております。
【写真の紹介】
①3郭-4郭間の凹み。堀切かと思っていたが大手虎口と謳っている方もいる。
②3郭虎口。石を積み上げた立派なもの。
③3郭土塁1。石積みが見られる。
④3郭土塁2。圧巻の高さ。
⑤主郭。
⑥主郭土塁には石積みが施される。
⑦主郭-6郭間には堀切に土橋が架かる。
⑧井戸跡。水が白濁としていたのが城の名の言われ。
2022年03月28日 ️_
白水城は長津呂港(石廊崎港)の東側の標高約60mに位置する山城⛰🏯です
長津呂地区は室町初期より土豪・御廉氏の領域で隣村との交通は 海上🚣♀️を利用しており、そのために初期の縄張りは簡単な設備だけで 十分でした😚
城は本郭部分と2の郭部分とに区分でき、本郭は自然の地勢を削り込んで曲輪とする初期的な築城方法で、平場を中心に置き、曲輪によって左右から防備し、腰曲輪で前面を防備し、背後を堀り切る凹ことによって 後方の高地より独立させています
年代的には室町初期の遺構と考えられ、防備の主体は海上🌊にありました
それに対して2の郭は一変して東と北に大きな土塁凸を構え、明らかに陸地に対しての構えを備えています😤
部分的に石積🪨も見られること、虎口🐯がはっきりしていること等により戦国時代に至って改築されたものと考えられます
西側に土塁凸がないのは、この方面は海🌊に接して急崖であるために侵入される危険性は少ないからと思われます😌
城へ登る途中に古井戸がありますが、この井戸水🚰が白いため 「白水城」と言うと云われています🤔
石廊崎の駐車場🅿️を利用し、料金所の職員さんに「白水城に登ります😊」と告げると静岡古城研究会の資料のコピーをいただけます☺️