金山城
金山城([韮山城 周辺城郭])
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金山城の口コミ情報
2021年04月09日 eiki
伊豆箱根鉄道の大仁駅から伊豆三山ハイキングコースが整備されており、駅から約50分で標高342メートルの金山城山頂上に着きます。添付した写真が示すように見事な岩山で難攻不落であったことが伺えます。しかし、コース上は危険な箇所はありません。遺構も堀切なのか自然地形なのかはっきりとは解りづらいですが、急峻な山なので手の込んだ縄張りは必要なかったのかもしれません。このコースを進むと三津城跡、長浜城跡に行くこともできます。
2021年04月04日 国府左京大夫城介
畠山国清の乱で使用され、戦国期は後北条氏の城
【歴史】
康安元年(1361)に、足利基氏に敵対した伊豆守護畠山国清の弟・義深が立て籠もる。一度は撃退するが、再度攻められ落城する。戦国期には、後北条氏の手により、改修されている。
【遺構】
韮山城の南南西6kmにある伊豆半島ジオパークの一つ城山(標高342m)に築かれている。
本城・南出曲輪・北出曲輪・詰の郭で構成されており、空堀・土塁・曲輪などの遺構はよく残っている。現在の遺構の状態から、畠山氏の頃ではなく、後北条氏によって改修された巨大な山城である。
【感想】
大仁駅からも一目瞭然でわかる岩盤むき出しの山で、ロッククライミングコースもあり、長嶋茂雄氏も自主トレで利用していたようです。
城山峠の南側にあるのが南出曲輪となります。各郭を区切るように土塁が配置されていたり、三日月状の腰曲輪、尾根側には堀切があるなど、ちゃんとした城となっています。
城山峠から城山方面に向かっていくと、途中に段曲輪があり、この辺りから本城となる。しばらく進むと、土塁で方形に区切られた場所があり、そこが主郭となっています。この土塁は他の場所と比べ、かなりきっちりと作られ、虎口らしき遺構もあります。
更に城山方面に向かうと詰の郭になり、岩盤堀切や、岩盤の切通虎口など、他の城域とは違った遺構を見ることができます。最奥までいくと、韮山城方面を一望できる絶景が待ち構えています。
北出曲輪は、本城の主郭の北側のやや離れた所にあり、途中で土橋があり、その先にかなり高い地形を二段の郭として使われています。そこから東に向かうと二重堀切があります。この北出曲輪は、南出曲輪と比べると、あまり技巧的な感じはしないので、もしかしたら畠山氏時代はここが主郭だったのかも。
見応えのある城ですが、全体的に羊歯で覆われており、夏場は藪も酷くなると予想されるので、冬場の訪城を推奨です。
【アクセス】
駿豆線・大仁駅から徒歩25分で、城山登山口。そこから城域にあたる城山峠まで20~30分。
城山登山口付近に駐車場はあるが、訪城時は満車だった。
【写真】
1:金山城遠景
2:城山登城口
3:城山峠(往時は堀切?)
4:南出曲輪
5:本城主郭
6:岩盤堀切
7:詰の郭
8:北出曲輪の土橋