玖須美館
玖須美館([鎌田城 周辺城郭])
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玖須美館の口コミ情報
2025年09月28日 マグロ常陸介祐平
伊東八郎左衛門尉朝高の館と伝わります。館跡には朝高は、鎌倉幕府の命により伊東に流されていた日蓮の監視役を務めていたが、奇病にかかってしまい、家老の織部正清が川奈の岩屋から日蓮を館に移し、祈祷すると治癒したとされます。朝高の死後、館の一部に堂宇を建てたのが現在も続く佛光寺です。墓域には朝高の墓と家老織部正清の墓(後世のもの)が並んでいます。八郎左衛門尉朝高の名は伊東氏の系図で確認出来ませんが、日蓮の書簡に「伊東の八郎ざえもん、今はしなののかみげんにしにたりしを」とあることから、伊東祐時の6男で当主となった信濃守祐光(日向伊東氏の先祖でもある)と朝高は同一人物の可能性が高いものと思われます(論創社のサイト参照)。祐光が居住していた館ということであれば、平安末期から鎌倉時代にかけての伊東氏の館だったのかもしれません。
館は台地の麓に位置しており、現状遺構らしきは見当たりませんが、雰囲気としては、谷戸式に近い古いタイプの居館のように感じられます。源頼朝が預けられて伊東氏の娘の八重姫と恋に落ちたのは、この館かもしれません。









