安威砦

安威砦の口コミ情報

2025年01月23日 愛甲左京大夫【相模の狂人】


高天神城から東に2kmと離れていない下小笠川の向こう側に広がる丘陵上にあります。車道を挟んで北隣に高天神六砦のひとつ火ヶ峰砦があって、連係して高天神城の北東側を遮断する任務を負っていたのでしょう。
登り口は南側の山中に佇む梅枝庵というお寺の左側の階段です。登ると金刀比羅宮という小さな神社があり、背後から登る尾根を伝って北東に進みます。道はありません。
少しで尾根は突き当たりになるので左に進んで北に向かいます。すぐの緩い鞍部から先が砦のようです。すぐに猛烈に密生する竹藪になりますが、右手の谷のようなところに曲輪があり、尾根に向かって堀切状が伸びています。
その北側が主郭ですが前方が見えないほどの密藪で、通過に苦労するでしょう。しかしその先の堀切と、北端の曲輪までの峻険さは一見の価値があるでしょう。