中山の付城

中山の付城([国吉城  周辺城郭])

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中山の付城の口コミ情報

2022年05月02日 国府左京大夫城介


朝倉氏が国吉城攻めで築いた陣城の一つ

【歴史】
永禄7年(1564)に朝倉景紀が国吉城攻めの際に築き、国吉城一帯の刈田狼藉を行った。
翌永禄8年に再度国吉城攻めを行うが、逆に粟屋勢による夜襲を受け、城内に火を放たれたため、撤退に追い込まれた。
天正元年(1573)4月に、朝倉勢は中山の付城に拠って攻め寄せているが、同年8月には織田勢の助力を得た粟屋勢によって落城し、廃城となった。

【遺構】
国吉城から東北東1.8kmに位置し、丹後街道の南にある芳春寺山(標高145.3m/比高100m)の山頂に築かれている。
土塁に囲まれた主郭には、東西にそれぞれ虎口があり、南側に櫓台が、北側には張出した曲輪がある。堀切は主郭南側、南東尾根側などにあり、斜面には竪堀もある。また、主郭内には「国吉城見張之跡」という石碑が立っている。

【感想】
朝倉氏の国吉城攻めで用いられた陣城の一つで、遺構が明瞭に残っている北陸最古の陣城と言われています。遺構はほぼ完全に残っており、堀切の位置からして、南若しくは南東からの攻撃を想定しているように思われます。特に南側が厳重で、櫓台と堀切(城内で最大)で主郭を守っています。一方、北側は曲輪とちょっとした土橋らしきものがある位です。これは北側には朝倉方の陣城である狩倉山城や駈倉山城があるためかと思われます。

城内は杉が植林されており、定期的に人の手が入っているため、藪はほとんどなく探索自体はしやすいです。しかし、明確な登城道がないため、斜面を直登する必要があります。若狭の城全般に言えることですが、土質がかなり柔らかいため、雨が降って水分が含まれると、足元の踏ん張りが効きにくいので注意してください。

国吉城をリア攻めするのであれば、是非朝倉方の陣城も訪れてみてください。自分も残りの二つもいつか訪れてみたいと思っています。

【アクセス】
東美浜駅から徒歩15分程で西麓の芳春寺に着く。
そこから、城内に行く方法は二つあり、芳春寺の南側から斜面を直登し南東尾根から登るか、北側にある林道から尾根沿いに登る方法がある。時間はかかるが、北側の林道からアクセスすることを推奨します。

【写真】
1:遠景
2:南東尾根の堀切
3:南東側の堀切
4:主郭
5:石碑
6:虎口(東)
7:南側の堀切
8:北側の曲輪

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