天王陣屋
天王陣屋([清水山城 周辺城郭])
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天王陣屋の口コミ情報
2022年09月29日 国府参議城介
西尾藩松平氏の越前領統治のための陣屋
【歴史】
明和元年(1764)6月に、松平和泉守乗祐(大給松平家)が大坂城代に任じられた際に、山形(6万石)から西尾(2.7万石)に転封された。その際に、足りない石高を補うために、天領であった越前の丹生郡・南条郡・坂井郡の72ヶ村(3.7万石)が与えられた。明和2年(1765)に、越前統治するための拠点として、天王村に陣屋を築いた。以降、明治4年(1871)の廃藩置県まで存続している。
【遺構】
現在は「陣屋の里」という公民館が建てられており、遺構は残っていない。
陣屋跡の石碑や西尾藩主であった松平氏霊位追福の墓が残る。
【感想】
バスを使って、織田城や安戸の天城をポチした際に、時間(一時間ほど)をつぶすために訪れた陣屋です。
特段遺構は残っていませんが、石碑や説明版を読むと、この地の人々にとってはよい殿様であったことが伺えます。また、その縁から西尾市とも友好関係を結んでいるようです。
しかし、この陣屋を訪れるまで、越前に西尾藩の領地があるとは全く知りませんでした。しかも、説明版に松平氏の越前領の地図が載っていますが、村の位置がかなり分散しており、越前藩や丸岡藩等の越前国内の各藩の中に飛び地で領地を持っていることが分かります。
【アクセス】
鯖江駅または神明駅から、織田行きのバス(鯖浦線)に乗り、朝日で降車し、徒歩10分。
【写真】
①陣屋の里
②石碑
③説明板
④松平氏霊位追福の墓