横谷入城

横谷入城([稲倉城  周辺城郭])

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横谷入城の口コミ情報

2022年03月30日 内記かずりヾ(・ε・。)


横谷入城は稲倉城の南方約3.5km、標高約887mの大音寺山山頂に主郭が存します。南麓の舗装林道からの比高は120m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されている大音寺山を目標に設定して下さい。大音寺山は浅間温泉ふる里公園の一部として完璧なまでに整備されており、迷う事無い遊歩道(だらだら登らされるけど…)がきちんと付いてます。又、獣柵が山頂を越えた所に設定されているので極めて安心、鹿の痕跡すら認められません。

築城年代、築城者は不明です。お城の西麓、浅間郷は建武年間(西暦1334年〜1336年)から天正年間(西暦1573年〜1592年)まで赤沢氏の所領で、同氏に関わる要害、物見砦である事は確実でしょう。又、天文年間(西暦1532年〜1555年)には浅間孫太郎が入り、武田勢により落城、破却されたとも。

縄張図は期待させてくれるのですが、良くも悪くも整備された遊歩道が城域を貫通しているので全てがファジーな印象、ただ元々堀系なんかは整備前から埋まり気味だったとは思います。最初に現れる堀切は見事にスルー、写真撮ってたけどただの段差かと思いやした。主郭周りの堀切や竪堀は現地なら判るけど写真は凄く難しいレベル…又、搦手には空堀遊歩道と称するお城の水の手に通じる堀状の道が付いてますが、これ、まず空堀じゃないだろう…ただ堀状地形の傍らには削平地が確認出来るので当初から堀底道として利用されていたのかもしれません。

主郭西側のアルプス展望台からの眺めが大変素晴らしい。犬甘城等の周辺諸城を眼下に見下ろし、松本平を広く一望、乗鞍岳、有明山等の北アルプスの主要山峰を眺める事が出来ます。が、苦言を一つ…浅間温泉ふる里公園のマップについて…「横谷入砦跡」と「横谷城跡」の2箇所が記載されているんですが、後者は搦手からの横谷入城登城路入口を示すもので実際にお城は存在しません。現地で知らんお城があるのかと勘違い、徒労に終わりました。こうした例は致命的欠陥だと思うので訂正される事を願います。

※業務連絡…稲倉城のリア攻めマップに「横屋入城」の名称でスポット登録がありました。名称はともかく位置は完全な間違い…謂わゆる致命的欠陥になりますのでスポット登録された方は対応お願い致します。

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