大城

大城([赤須城  周辺城郭])

赤須城 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「大城」の地図・口コミがご覧頂けます。

「ニッポン城めぐり」アプリでは、スタンプラリースポットとなっている3,000城それぞれの地図に、周辺城郭や史跡など、様々な関連スポットを自由に追加できます。

大城の口コミ情報

2025年06月10日 内記かずりヾ(・ε・。)


大城は赤須城の西方約3.6km、上穂沢川北岸(左岸)、深沢川南岸(右岸)、両川に挟まれた標高約701mの段丘台地上平場に立地したと推測される居館城です。東麓の駒ヶ根市道南割福岡線からの比高は5m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されている「南割いきいき交流センター」を目標に設定して下さい。城域が不明だがこの公共施設も概ねの該地であり車も捨てられる。

該地には「大城林」の小名が残り、この事から中世の城館跡の存在が推測されている。大城と言うからにはそれなりの大きさを持つ居館城を想起させるが、土地の改良事業等によって旧態は完全に失われ城域の判定すら困難である。

「信濃の山城と館5、上伊那編」に掲載があり、駒ヶ根市でも埋蔵文化財としての認識がある。但し、広範な時代に跨る複合遺跡としてであり、昭和四十七年(西暦1972年)には城館跡に限定しない発掘調査が行われている。発掘調査結果報告書によれば、台地上を南北に横断する堀跡が検出されたそうだが、該地を中世の城館跡だとする確たる根拠は依然として小名以外には無い。

築城年代、築城者は不明です。史料、伝承等も無いが、該地の南割は中世には上穂郷に含まれていた事から上穂氏に関係する城館であったと推測してもよい筈だ。同氏については同じ赤須城のリア攻めマップにある上穂城を参照して下さい。

お城の現況は…田地、畑地、公共施設等となっている。城域の西端部を何処とするのかが問題になるが、全周、舗装道路に囲われた微高地の雰囲気だけは良いと思う。南辺に沿う上穂沢川は流れに変化が無ければ天然の堀、意外にも平面の形状は保たれているのかもしれない。

実は2回目の訪問、前回訪問時は大雨に天候が変わってしまいリア攻めを早々に切り上げてしまった…い、いや、暗くなってきたからだったけかな…そもそも論で違う物件の時の話なのかもしれない。この日は10箇所位リア攻めしていたので既に記憶があやふやだ。

今では長閑な田園風景が広がる該地だが、近世の伊那街道以前、戦国時代に開道されたと伝わる古道の道筋は、現在の上伊那郡飯島町田切から北行し辻沢集落を通り、作左衛門分の東端段丘下を抜けて羽場下集落の中心部を進み、大城林の北側から現在の駒ヶ根市道上穂本線に合流、更に北行して現在の上伊那郡宮田町大田切へと至る。この部分においての古道は律令制下における東山道の道筋と同じくしているとも推測されており、大城林、即ち、大城が存在したと仮定するならば、その占地も至極当然の事だったと頷ける。

※写真⑦、背景に写る雑木林の中に土塁様地形が確認出来るが…上穂沢川の対岸、城域外だ。

「ニッポン城めぐり」を始めるには?

「ニッポン城めぐり」は、iPhone・androidの両アプリに対応。
利用料金は無料!いますぐ城めぐりを始めてみよう!

スマートフォンからのアクセス方法

app store app store  ■iPhone
 AppStore で「ニッポン城めぐり」を検索。

google play ■Android
 Google play で「ニッポン城めぐり」を検索。

スマホを持って城をめぐろう!スマホでお城スタンプラリーゲーム「ニッポン城めぐり」 ニッポン城めぐりとは? GooglePlay Appstore