伊豆木城
伊豆木城([駒場城 周辺城郭])
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伊豆木城の口コミ情報
2022年12月12日 ほりーないと
伊豆木陣屋"旧小笠原家書院"の裏山が伊豆木城です。松尾小笠原氏の家臣 伊豆木氏が築城したとされています。伊豆木氏の記録は全くないため詳しい事はわかりません。伊豆木は吉岡城の下条氏との境になるので重要な城だったと考えられています。
旧小笠原家書院の管理人さんに声をかけると登城口まで案内してくれます。案内板は「伊豆木城址近道」の矢印(写真⑧)のみ、管理人さんから「尾根筋を登れば伊豆木城へ着きます」というザックリな案内があるだけでした。どこが尾根筋なの?という藪多めの状態ですが、登っていくと3つある曲輪の1つに辿り着きます。曲輪の間には美しい堀切が待っています。縄張り図がないと迷子になりそうですが、熊に遭遇する心配はなく、迷子になっても何とかなる城跡です。
写真⑥は水堀ではなく、江戸時代になってから空堀に水を引いて溜池にしたもので「御泉水」と呼ばれています。その水は田んぼに利用されました。写真⑦は伊豆木城から見た田園風景です。
旧小笠原家書院を知っていても、裏山が城跡である事を知らない人が多いです。セットでの訪城がおすすめです。近所にお住まいの方は伊豆木城が子どもの頃の遊び場だったそうです。その方のお孫さんも伊豆木に来ると城山(伊豆木城)へ遊びに行くそうです。羨ましい遊び場です。
伊豆木城の登城口には立入禁止の看板がありますので、管理人さんに声をかけて下さい。旧小笠原家書院の休館日はソッと登城して大丈夫なようです。
2022年06月09日 RED副将軍
マイナーですが、3つの曲輪を区切る鋭い大堀切と周囲の段曲輪が見事です✨
オススメ度 ★★★★⭐︎
文亀年間(1501年〜1504年)に信濃国守護小笠原氏家臣の伊豆木氏が築城したと云われています。1582年、織田信長による信濃侵攻において落城し、伊豆木氏は滅亡した様です。
その後、1600年に松尾の旧城主だった小笠原信嶺の弟・小笠原長巨が麓に陣屋を構えました。
見所
東西に大きく3つの曲輪が連なり、それぞれが鋭い大堀切で区切られています。いずれも曲輪の規模は大きく、主郭の特定は困難ですが、中央の曲輪が最も防御性が高いと思われます。周囲には段曲輪が明瞭に残り、櫓台も確認できます。
行き方は、小笠原家書院(伊豆木陣屋)の裏山であり、小笠原家書院の受付で伊豆木城を見たい旨を伝えると登城口まで案内していただきました。登城口には立入禁止の看板が建ち、無断進入はダメです。