小八郎屋敷

小八郎屋敷([割ヶ嶽城  周辺城郭])

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小八郎屋敷の口コミ情報

2024年05月31日 内記かずりヾ(・ε・。)


小八郎屋敷は割ヶ嶽城の南方約4.1km、標高722.6mの鼻見城山の南西裾野、標高約592mの斜面上平場に立地したとの伝承が残る屋敷です。該地は上水内郡飯綱町普光寺塩ノ入地籍に属するが、塩ノ入の大字は謂わゆる越後からの「塩の道」に関係する地名だろうか。

行き方はGoogleマップに位置登録されている北西側の「(有)清水工務所」を目標に設定して下さい。小八郎屋敷は小字でもありその範囲は広大、現地を訪ねても概ねの場所としか把握出来ない。

築かれた年代は不明、お住まいになられていたのは片切小八郎景重とされるが、実際には養嗣子の太郎為廉の屋敷と考えるのが正解だろう。「信濃の山城と館8、水内・高井・補遺編」に掲載があるが、信濃のお城の神も情熱を持てなかったのか特に突っ込む事もなく「長野県町村誌」の記述を引用するのみ。非常にあっさりとしている。

養父である小八郎景重は、「保元物語」、「平治物語」にも登場する一角の者(鎌倉時代の武士の理想像とも。)、平治元年(西暦1159年)の「平治の乱」において、東国へ落ち延びる義朝、頼朝父子を逃すべく六条河原で奮戦し討死した武士として特に名高い。

伊那郡片切郷を本貫地とする片切氏は養嗣子の為廉が家督を継ぐが乱後に没官となり、二十数年間に亘って流寓する。寿永三年(西暦1184年)、頼朝によって鎌倉に召し出され、平家没官領となっていた旧跡を憐憫の情を以て宛行われた。従って小八郎屋敷は為廉が旧領に復するまでの間の流寓先である。ちなみに「吾妻鏡」には、為安(廉)を信濃の国から召し寄せたとの記述があるので、該地が突拍子も無い伝承地だとも言えないだろう。

まず、該地の特定に1時間強を要した。明確なランドマークが無い事に加え、周辺の町道、農道の道筋が信濃のお城の神の調査時とも大幅に変わってしまっている事がその理由だ。縄張図に描かれる概ねの中心地をだだっ広い水田や耕作地の中から選び出す気の遠くなる作業(最初は縄張図に描かれる方位を誤って読んでしまい現地との整合性が全く取れなかった…発狂するかと思った。)、久々に別の意味での難物件にぶち当たった気がする。ちなみに特定しても何もよい事は起きないのでノーマルな方は近付く必要性が微塵も無い。

屋敷の現況は…もう個人的評価すら拒む完全無欠の水田、耕作地、耕作放棄地なんで感想を語ったら負けのような気がする。おいらは「小八郎屋敷」の中心地を求めたけど、大体にして本当に正確なのかの判断が今でも付かない。リア攻めてよりは位置を確認しただけてのが正直なところだ。強いて感想を言えば、「眺めが良い。」て事ぐらいの色物物件っすわ。

現在の長野県下伊那郡松川町上片桐には標高1470.4mの小八郎岳てお山があるんすけど、山名は片切小八郎景重が避暑のために訪れていたて伝説に由来する。山上は山城跡との不確実な伝承もあるらしいが…まぁ…この山を制覇しないとあなたの貯金が百万円目減りしますよてな状況にでも追い込まれない限りは登らねぇっす。

※片切(片桐)氏は南信、伊那郡において清和源氏満快流を自称する武家の名族、同氏とその一族、一党は戦国時代にも多岐に亘る活動が見られる。片切氏の嫡流は景重の養嗣子、為廉が継いだが、実子の方は名子氏を称している。アプリの登録城、大島城と船山城は何れも同氏関連のお城と言えるんでそこんとこ夜露死苦〜

※賤ヶ岳七本槍で有名な後の板挟み亡国の家老、片桐且元はこの片切氏の末流である。ちなみにどんなに誠意を尽くして知恵を働かせようとも、良き同僚に恵まれず、仕える主人が阿保な限りは一切報われる事がないて現実を彼の後半生が教えてくれる。

※写真①、②、⑤、背景のぽこりんが同じ割ヶ嶽城のリア攻めマップにある鼻見城っす。

※写真⑧は要るのか知らんけど東方から撮影した近景っす。この一帯て事で勘弁して…

※写真は見事なまでの田んぼと畑写真、撮影する意味がおいらにも不明だ。

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