入道館
入道館([割ヶ嶽城 周辺城郭])
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入道館の口コミ情報
2024年02月08日 内記かずりヾ(・ε・。)
入道館は割ヶ嶽城の南東約2.7km、斑尾川東岸(左岸)、標高約633mの山間鞍部段丘台地上平場に立地したと推定される居館です。標高755.9mの戸谷峰の北方支尾根直下でもあり、同じ割ヶ嶽城のリア攻めマップにある若宮城とは斑尾川を東西に挟んで相対する。
行き方はGoogleマップに位置登録されている「社会福祉法人 林檎の里」を目標に設定して下さい。「入道」は小字でもあり、この福祉施設を中心とする一帯が概ねの該地となる。ちなみに前述のとおり色物物件、推定地である。
築かれた年代は不明、お住まいになられていたのは芋川正親と伝えられる。「信濃の山城と館8、水内・高井・補遺編」に掲載があり、長野県町村誌」には「古宅址」として、「村(旧芋川村)の北東、入道ヶ峯にあり。永禄の頃 芋川正任の二男正親 入道して此所に居ると云ふ。今耕作地 林となる。」とあるんだそう。どうやら信濃のお城の神は町村誌の記述のみを頼りに調査に入ったようだ。但し、「飯綱町遺跡詳細分布調査報告書」には記載が無く、同町は埋蔵文化財として認識していない。
…まず、物凄くやる気が無かった。若宮城の目と鼻の先なんで訪ねてみたけど、ノーマルな方ならすっ飛ばして当たり前の物件だと思う。福祉施設の周辺を彷徨くのも居心地悪いし、文字通り走りながらリア攻めした。滞在時間は2分に満たないと思う。
町村誌によれば「入道ヶ峯」に位置する事になるが、信濃のお城の神は居館地が山上にあるのを不審とし、水場にも困らず若宮城に近接する「入道」にその位置を求めている。故に推定地であり続け、該地が居館地であるとの確証は全く得られない。又、入道ヶ峯の場所を特定出来なかったとも言っている。
居館の現況は…もはや福祉施設としか見られず、遺構とかそんなレベルには全くない。耕作地としての改変があり、福祉施設建設に伴う改変も一帯にはある訳だ。「入道」は当然出家を意味するが、山間鞍部の立地は適当な場所だったとは思う。それ以上の感想は特に無い。
町村誌の記述を信ずるならば、永禄年間(西暦1558年〜1570.年)に入道した正親なる人物が芋川氏においてどんな立場にあったのかは不明である。この時期の当主は右衛門尉親正なので、その叔父か舎弟には該当すると考える。詳細が不明な人物の居館跡は様々な想像も許されず、ましてや推定地ともなれば尚更の事だ。
※リア攻め時間は2分未満だが、こり書くのに添削含めて約1時間20分を要した。阿保なんでしょか。
※写真①は要るのか知らんけど斑尾川対岸から撮影した近景っす。ちなみに居館地は全く見えていない。
※写真②〜④は小字、「入道」を撮影したもの。写真②には若宮城の近景が写る。だからどうしたて感じの写真群…ちなみに悪い事していないんだけど、走りながらの撮影だったからか怪しまれて福祉施設から職員が出て来てしまう。誰何もされなかったので気付かないふりして堂々と歩いて逃亡…