小出城（城の峰）

小出城（城の峰）の口コミ情報

2025年11月20日 内記かずりヾ(・ε・。）


さて、色物物件FOREVER…

小出城（城の峰）は霞城の東北東約3.4km、保科川東岸（右岸）、標高996.9mの太郎山の西北尾根下段から南西へ伸びる支尾根端部上、標高約508m地点の平場を中心に立地したと報告された何かです。北西麓の堰用水池からの比高は160m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されている「長田神社」を目標に設定して下さい。車も乗り入れて捨てられる。この神社の背後から養蚕社へ上がる山道が付いており、社からそのまま尾根筋を登れば該地に至る。

ちなみにこの長田（ながた）神社、フィギュアスケートの羽生結弦選手も現役時代にお忍びで訪れた事もある密かなパワースポット、神社にはその時の写真が展示されている。ファンの間では、かずりの二宮神社か、羽生の長田神社かてぐらいの聖地と化しているんだそう。

該地の中世の小出は、長田・保科御厨を構成する一村であり、前述した長田神社は、赤野田、小出、東川田、保科、町川田、五ヶ村の産土社であった。創建は平安時代の応和四年（西暦1089年）と伝わり、伊勢大社の御厨に相応しく元々は神明社であったとも推測されている。

「信濃の山城と館２、更埴・長野編」に掲載がある。著述を読むと信濃のお城の神は「長野県の中世城館跡 : 分布調査報告書」の記述と分布図を元に調査に入ったようだが、以下に列挙する点を挙げて報告書に疑問を呈している。

1、長田神社裏山に山城の遺構が発見出来なかった。

2、小出集落の近在に小出城と言える城がありそうな山が見当たらない。

3、この附近の山城の報告にいくつもの間違いがある。

4、地元の聞き取りで小出城の存在は知らないと言っていた。

全然ダメじゃん…

築城年代、築城者は不明、本当にあったかどうかも知らんのに詮索してもしょうがない。ちなみに南麓には、同じ霞城のリア攻めマップにある、小出氏の居館、小出氏館が立地している。

…簡単に行ける色物物件なら許せるんだけど、養蚕社からは全て急登、おまけに非常に滑り易い。登っていると段々腹が立ってくるわ。尾根上に出たら出たで岩場に付き物の松の若木が邪魔をしまくる…登城と探索はこんな感じなんだけど訪ねる人は今後もおらんやろ。

やる気はねぇんすわ…色物物件だし地山だってのは縄張図？を見て判っているしねぇ…大岩が所々で露出する両側急峻な山尾根、該当尾根は太郎山の前衛山塊を構成してもいるので展望は当然の如く開けているんだけど、此処まで登らなくても途中の養蚕社の辺りで十分だとも思う。何かが存在したと仮定するならば、狼煙や物見の場として高所の山尾根が活用された…程度の話だろう。

探索を終えて長田神社に戻って来ると、背後から突然、「あ、結弦さん！」て声を掛けられた。見れば乱暴そうな犬を散歩中の御婦人が一人…間違えてしまうのはしょうがないとはいえ、彼女はそれ以上の煌めく存在に思わぬ形で出逢えた事が嬉しかったようだ。「どちらへ行って来たのですか？」と訊かれたので、「この後ろの山を登って来ました。」て言うと、「何　し　に　？」て返されて答えに窮してしまう…変態道とは他人から理解されないまま終わる行き止まりの道なのだ。

※かずりの二宮神社〜アプリの登録城、二宮城の場所に鎮座する。同城の正確な位置は特定されていないけど、個人的には神域内の居館城は存在が限り無く怪しいと思っている（武蔵国の二ノ宮なんだぜ…）。ちなみにかずぽんの家から30秒で辿り着くが城主になった事は一度も無いw

※写真②、③は養蚕社を撮影した物、今は石祠しか残されていないが元々は小社であったろう。創建年が不明だが該当尾根に砦等が存在したとすればこの場所以外には考え難い。

※写真⑧は該地から同じ霞城のリア攻めマップにある、霜台城、保科前の山砦が立地する山尾根を撮影した物っす。

※今回の口コミで羽生結弦ファンを敵に回したようだ…敢えて修羅の道を歩もうぞ…