赤尾坂砦

赤尾坂砦([高梨氏城館  周辺城郭])

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赤尾坂砦の口コミ情報

2025年12月09日 内記かずりヾ(・ε・。)


さて、おいらは山登りが大嫌いなんだけど、山中の古道を歩くのは大好きなんす…ええ、好きなんすよ、なんかイカれた事言ってます?まぁ、山頂を目指す訳でもないとはいえ、お山を登る事には変わりがないんすけどね。好きなんす。

他地方の事は知らんけど、昔の人て本当によくお山を行き来していて、今じゃびっくりするよな所に平気で道が付いていたりする。郷村間を最短距離で結んでいたりもするんだけど、河川の中流、下流(川幅が格段に広くなる。)を渡らない事が好まれたその理由なんじゃないかなて勝手に思ってる。往時の行人にとっては最大の関心事なんじゃないかな。

平地の道は有用だけど、それぞれの支配層の干渉を受ける道(そう考えると信長の一連の施策の意図が容易に理解出来る筈…)であるし、河川の氾濫、戦乱等によって常に安定しない道でもある。現代人にとっては考え難い事かもしれないけど、山際や山中を縦断した方がよっぽど安全で確実だったのかもしれない。

赤尾坂砦は高梨氏城館(中野小館)の南南東約3.0km、伊沢川西岸(左岸)、中野市の南東山塊を構成する、標高783.4mの山稜山頂から北西に一段下がった標高約775m地点の平場に立地する砦です。東麓の伊沢川からの比高は110m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい…なんだけど、そのままじゃ行けないので気合いで何とかしよう。東麓の菅集落から道が付いていると思うんだけど、おいらは古道を歩くために南南東の菅峠から縦走して辿り着いている。説明は面倒なんで省かしてもらうけど、砦は大した物件じゃないんでノーマルな方には訪ねる必要性が微塵も無い。ちなみに決して脅しじゃなくこの辺りの山塊に足を踏み入れるのには勇気が必要、近代に入るまでは需要もあった筈だけど、今じゃ林業に携わる方以外は誰も通らない道となっている。

築城年代は不明、築城者には高梨氏が推測されるだろう。同氏が高井郡中野郷に拠る中野氏を滅ぼすまで、前述した古道が高井郡須毛郷と高井郡間山郷との連絡を図る上で重要視されていた事は確実である。間山郷には一時期、高梨氏の本拠が置かれていたと推測されており、菅峠と更科峠とを南北に結ぶ道筋の中間点上に赤尾坂砦は占地している。又、同砦の南東約0.2kmに位置する赤尾坂峠は、須毛郷と間山郷とを最短距離で直接東西に結ぶ古道上にあり、同峠は前述した古道と山中で交わる場所でもある。但し、現在は峠から西方への道筋が殆ど失われている。

砦は前述したとおり、山頂ピークから一段下がった平坦地にあり、時代不明なるも明らかに削平された感がある。城郭遺構としては東辺に土塁様地形が見られるが、該地は後世に植林場として利用された趣きもあり、それと断定する事が非常に難しい。又、信濃のお城の神は、三等三角点のある山頂極小ピークを物見の場とも考えているが、正直、山深過ぎて何を見たらよいのかが判らない。此処から眺望出来る風景は見渡す限りの山塊だ。ちなみに平坦地には「舞台」の小名が残っているが、見たままに名付けられたんだろうか。

アプリを始めて既に7年が経過したんだけど、Jr.アイドルを卒業するよな年頃にもなってくると、街中や人混みがすっかり苦手になってしまった。ファンの黄色い歓声やサイン攻めから解放された事もあり、山中の古道を歩いていると凄く気持ちが落ち着く。但し、何処かで未練があるんだろうな、1時間も歩いてると寂しくなって独り言を呟き、誰でもいいからLINEなんかを適当に送りまくる始末…たまに遭遇する野生動物に話し掛けたりなんかして、無視されるととても悲しかったり…おいらて可愛いなぁ…

※上記した峠については同じ高梨氏城館のリア攻めマップに全てスポット登録してある。細か過ぎる場所なんで口コミはしないが、地図上なら位置関係が理解出来ると思うので参考までに…

※南西麓の間山集落から菅峠を経て登ると比高は倍増どころの話じゃなくなるんで登るんなら東麓の菅集落から登ろう。距離も格段に短いしね。

※歩かなければ判らない事がある。おいらは今回の古道歩きを心の底から楽しんだ。下手な山城を登るよりは遥かに有意義だ。

※写真⑦、⑧は砦からの北西尾根を下りる山道を撮影した物っす。国土地理院地図に道筋は描かれていなかったが別物件を求めて思い切ってみた。結果としては土橋道が連続していて楽しかった。これも間道の一つであったろう、距離はあるがひたすらに進めば同じ高梨氏城館のリア攻めマップにある堂光砦を経て中野市新野へと至る。

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