小曽崖城

小曽崖城([高梨氏城館  周辺城郭])

高梨氏城館 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「小曽崖城」の地図・口コミがご覧頂けます。

「ニッポン城めぐり」アプリでは、スタンプラリースポットとなっている3,000城それぞれの地図に、周辺城郭や史跡など、様々な関連スポットを自由に追加できます。

小曽崖城の口コミ情報

2023年01月10日 内記かずりヾ(・ε・。)


小曽崖(地元の方は「おそがい」と読むんだそう。)城は高梨氏城館の南方約3.5km、南北に延びる山塊尾根上、標高590mのピークの一つ(竜宮山)に主郭が存します。北麓の中山晋平記念館からの比高は225m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されている「美はらし林道石碑」を目標に設定して下さい。此処まで車も入れる林道が延びています。この石碑のある場所は主郭からの東側尾根の中腹に当たるので緩やかな尾根筋をそのまま登れば楽に城域に至ります。

築城年代は不明ですが、築城者は在地土豪の新野氏が推測される。同氏は寛正四年(西暦1463年)に越後守護上杉氏と結んで近隣の大熊氏と共に高梨氏(守護と対立する越後守護代長尾氏と深い関係を保っていた。)に抗したが、高橋(不明)で打ち負け滅ぼされている。それ以降は高梨氏の持分として南方への押さえ、間道の監視を兼任していたと推測される。

縄張は山頂部の主郭を中心に尾根上を三方へ展開する。特に西側尾根の「のろし台」に至るまでが長大で面倒極まりない。主郭には最低でも3回は登り返さなくちゃならない事になる。主郭は土塁が残るが元々削れている上に積雪で不明瞭、南側尾根を連続堀切(土橋付き)、北側尾根も連続堀切で断ち切っていて腰郭も含めて主郭部は濃い地形だ。北側尾根は大手筋とされる。執拗な段郭が設けられ要所を堀切で断ち切っているが堀切は浅い上に不明確なものも多い。この尾根の最北端には腰郭の付いた旗塚(旗を立てるためだけの土盛り…)が残る。疑問なのは緩やかな東側尾根に遺構が何も確認出来ない事で、林道整備によるお山自体の改変もあるのかも知れないが東方からの侵入は想定していなかった事になる。

高梨氏関連のお城とも言える訳だが、周辺の山城は縄張を全て見て廻るのが面倒(総じて急峻な細尾根に長く縄張が展開する。)なものばかり…このお城の狼煙台なんて一城別郭と言ってもよいだろう。小雪が散らつく空模様、気温は零下を超えてしまったけど時間も押してしまい文字通り駆け足で廻ったリア攻め、汗をかいた身体に北信の北風は凍える程冷たかったぜ…

※鉄塔整備等、人が入るお山だけど夏場は結構な藪城っす。

「ニッポン城めぐり」を始めるには?

「ニッポン城めぐり」は、iPhone・androidの両アプリに対応。
利用料金は無料、アプリ内の課金も一切ナシ!いますぐ城めぐりを始めてみよう!

スマートフォンからのアクセス方法

app store app store  ■iPhone
 AppStore で「ニッポン城めぐり」を検索。

google play ■Android
 Google play で「ニッポン城めぐり」を検索。

スマホを持って城をめぐろう!スマホでお城スタンプラリーゲーム「ニッポン城めぐり」 ニッポン城めぐりとは? GooglePlay Appstore