坪井城
坪井城([高梨氏城館 周辺城郭])
高梨氏城館 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「坪井城」の地図・口コミがご覧頂けます。
※「ニッポン城めぐり」アプリでは、スタンプラリースポットとなっている3,000城それぞれの地図に、周辺城郭や史跡など、様々な関連スポットを自由に追加できます。
坪井城の口コミ情報
2023年01月06日 内記かずりヾ(・ε・。)
坪井城は高梨氏城館の南東約5.1km、東西に延びる山塊尾根上、標高899mのピークの一つに主郭が存します。南西麓の坪井のしだれ桜からの比高は290m位でしょか。
行き方はGoogleマップに位置登録されている前述の「坪井のしだれ桜」を目標に設定して下さい。此処から北方へ延びる林道を登り詰め、林道が消失したら尾根稜線上へ向けて見当を付けて平均斜度50°位の斜面を比高約150m分直登して下さい。某登山系アプリの地図には道筋が付いてますが絶対嘘、おいらも現地で「うっ、嘘つき!」とか呟きました。ちなみにこの林道の道筋は長野県道54号線、須坂中野線の未通区間で、トンネル掘らなきゃ延伸は無理だょ…て感じで工事は中断、たぶん永遠に開通しないと思います。そのトンネル掘らなきゃ無理な場所を直登する事になる。
築城年代は不明、築城者は高梨氏が推測されています。信濃の山城と館8、水内・高井・補遺編に掲載があるのですが、史料、伝承等無く現地調査により城が存在したとの提言がなされている。該地の東西に延びる尾根筋は中山田から間山へ抜ける幾つかの乗越しのあった場所で戦国時代には間道が通っていたと推測されており、坪井城から北方へ道無き尾根筋を進むと同じ高梨氏城館のリア攻めマップにある真山城(城ノ山)に至る。
縄張図を見るとそれっぼく描かれていますが実際に現地に赴くと殆ど地山の印象、通称2郭の土塁を除けば見るべきものはありません。ただ風を避ける為か尾根稜線上から一段下がった北側斜面には小屋掛け出来そうな平場が幾つか確認出来たりします。痩せ尾根と言ってもよい城域は個人的にはそれだけで充分楽しめるものなんですが…
某登山系アプリの道筋に従って北方にある真山城を目指しましたが、果てしない平均斜度50°位の斜面(今度は下る…)を前にして相当悩みました。夏場だったら藪で簡単に諦めてると思うけど、少なくとも見通しだけは良いので進む事を決断、滑って下りたらあっと言う間にクリア出来ました。北方へ延びる尾根筋を更に進んで行くと動物の足跡に混じって人の足形が積雪に沢山付いている…こんな場所を極最近通った人がいる事に驚愕しましたが、後で気付いたけど猟師と勢子が行き来してたみたい。
※坪井城と真山城の中間点に根小屋の様な平場がある。