鴨ヶ嶽城
鴨ヶ嶽城([高梨氏城館 周辺城郭])
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鴨ヶ嶽城の口コミ情報
2024年09月05日 マグロ常陸介祐平
高梨氏城館の東側にある標高668.3mの山上に築かれた(比高差約300m)詰め城です。山頂の説明板には「この城は、室町時代から戦国時代にかけて、中野地域を根拠とした勢力(高梨氏など)が築き・・・」とあり、築城に関しての資料は見つかっていないようです。弘治元年(1555年)に、周辺の小島氏、夜交氏らが武田氏の軍門にくだりますが、高梨氏は鴨ヶ嶽城に籠ることもなく飯山城に退去したようです。
お城へは、日本土人形資料館を見学後に、妙法寺の裏の防獣柵を開け、ハイキングコースを登りました。登りきった場所が説明板と井戸と東山神社のある水の手郭に出ます。北側にはすぐに大きな堀切があり、その先が最高部の本郭となります。本郭には南側のみ土塁が見られます。本郭の北側の堀切を越えると小さな段郭が並びやや下ったところに堀切があります。この堀切で引き返し、水の手郭の南側へと進みます。ここからは道はありますが、かなりの薮となります。尾根道を緩やかに下ると堀切があり、その先の郭は西側を除き土塁が囲み、主郭よりも広さを感じます。この郭の南側には迫力のある二重堀切があり、その先には小さな段郭が並びます。段郭を下ると堀切があり、鎌ヶ嶽城と呼ばれるあまり平坦ではない広い郭に出ます(出城ではなく、鴨ヶ嶽城の一部という感じです)。その南側にも大きな堀切があり、石塁があるようですが、堀底まで降りたにも関わらず、石塁に気が付かないという失態をおかしてしまいました。説明板の縄張り図を写真に撮り回ったのですが、石塁のことも書いておいて欲しかったです。(前もって調べないのが最大の原因ですね)
連郭式の山城で堀切だらけのお城です。堀切好きな方にはオススメです。土人形資料館から説明板の城域を見て往復90分でした。
2020年11月19日 八咫右近衛中将千織
鴨ヶ嶽城専用駐車場はありませんが、日本土人形資料館の駐車場や付近に駐車スペースがあり、利用できます。城へは如法寺大悲閣観音堂の裏に進むと獣対策のフェンスと電気柵があるので、そこを進みます。あとは看板通りに進んでいくと辿り着けますが、足元は石がゴロゴロしており、歩きにくいです。
最初の方はただの登山になります。鴨ヶ嶽城本丸手前の堀切や本丸からの景色を見たら疲れが飛びます。そこから尾根続きにある鴨ヶ嶽城の支城、鎌ヶ嶽城に行くまでは素晴らしい堀切達が待ってくれています。笹藪がヒドイ所もありますが、頑張って突破してください、堀切と石積が待っています(石積の辺りでスズメバチが飛んでいたので気を付けて下さい)。
他に尾根続きで、箱山城もあるそうですが、こちらは縦走するより箱山城単体で行った方が良いと行かれた方が言ってました。