多胡氏館

多胡氏館([若槻山城  周辺城郭])

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多胡氏館の口コミ情報

2024年06月29日 内記かずりヾ(・ε・。)


多胡氏館は若槻山城の東北東約1.9km、田子川北岸(左岸)、標高約421mの丘陵地上平場に立地した居館です。該地は現在の田子集落の北東端に当たる。東側には隣接してバス釣りの人気スポット、田子池が水を湛えているが、同池は成因不明なるも江戸時代には既に農業用水としての利用があり、往古の一帯は複数の湖を抱える湖沼地帯であったと推測されている(多胡の地名の由来とも。)。又、南側は近世の北国脇往還に殆ど接しているが、現在の田子集落は、慶長年間(西暦1596年〜1615年)、同往還の開道に併せて南東方、三才から村が移されてきた事が始まりである。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。車の捨て場所は北東側に隣接する真田霊園の駐車場がよい。

築かれた年代は不明、お住まいになられていたのは多胡氏です。

「尊卑分脈」によれば、鎌倉幕府御家人、若槻庄地頭職、若槻頼隆の子、頼胤は、若槻太郎、下総守を名乗った人物、頼胤の子、頼広が押田を称し、その二男、頼輔が若槻太郎左衛門尉を称し、三男、頼仲が若槻荘内押田、多胡の両郷を相伝、若槻氏の各系統はそれぞれの知行地で同庄の開発主体となり、庄内における一族の勢力を拡充させていく。頼仲は多胡氏を称し、該地の多胡郷を中心に発展、一方で北白河院蔵人を称する京武者でもあった。

居館の現況は耕作地、果樹園等となっている。一帯はなだらかな起伏を持つ丘陵地であるが、居館地の西辺と南辺に幅員のある堀形が確認出来る。西側に隣接する田子神社の祭神は健御名方命(諏訪社だ。)、同社由緒には、享保三年(西暦1718年)に、本多豊後守(康重)が慶長五年(西暦1600年)、「関ヶ原の戦い」の際に用いた旗印が奉納され、宝物として伝わっているとある。又、境内に湧き出る清水は、明治十一年(西暦1878年)九月、明治天皇北陸御巡幸の際に御賜水として供された事もある名水だ。今でも保健所から飲料水として認められているそうなんで飲もうとしたけど、アオダイショウが見事にスイミング中だったので諦めた。

現在の田子集落は北国脇往還の開道に併せて三才から村が移されてきたものだと前置きしたが、古くから三才に集落があったのは、律令制下における東山道支道の駅家、「多胡の駅」が設けられていた事がその理由である。千曲川の氾濫の影響を現在も受けない地域であり、東山道支道の道筋と共に、官道の駅家が置かれる場所として同地が選ばれたのはそれがためだったとも推測されている。三才は往古の多胡郷を構成する一集落であった訳だ。

三才の文書上の初見は、元徳元年(西暦1329年)三月の諏訪社上社造営目録案に、「玉垣一間 三歳、狩箱」とあるのがそれで、三歳(三才)は狩箱(金箱)と共に諏訪社上社の造営の際に玉垣一間分を負担している。行政単位としての三才の成立はこれより以前である事に疑いは無いがその時代となると不明である。

…ある偉い先生の考察によると、文書等に残るくずし字書体で書かれた「多古(胡)」を見ると、「さんさい」て別に読めるんだそう。此処で文字をいちいち説明する訳にもいかないんだけど、前知識を意識さえすれば、阿保なおいらでも確かに「さんさい」て読める。つまりは、「さんさい」とは「多古」が文字上で転化したものであり、「三才」はその当て字て事になる。

地名に上記のような視点から考察を加える事が出来るなんて考えもしなかった。頭の良い人はやっぱし違うぜ。追従して色々深掘りしてみよう…等とは決して思わないけど。

※写真は撮り忘れたが、該地には多胡氏館の説明板が立っている。決して城館に限った事ではないが、長野市は後世に歴史を伝えようとするこうした取り組みが実に素晴らしい行政区だ。

※写真①は要るのか知らんけど上段、真田霊園付近から撮影した近景っす。

※写真⑦は田子神社から湧き出る清水、文中にあるとおり今も飲める。

※写真⑧は田子池、往時は一つの池として存在しないと思われるが、多胡氏館は田子川の上流域に立地、開発領主として多胡郷の水源地を管理していたと考えるのは自然だと思う。ちなみに当日は沢山の外国籍の方が釣りをしていた。

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