仙仁城
仙仁城([井上城 周辺城郭])
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仙仁城の口コミ情報
2021年06月09日 内記かずりヾ(・ε・。)
仙仁城(せにじょう)は井上城の東南約6.5km、宇原川と仙仁川に挟まれた標高907mの山塊山頂に主郭が存します。西麓の仙仁温泉岩の湯からの比高は220m位でしょか。
行き方はとりまGoogleマップに位置登録されている西麓の仙仁温泉岩の湯(秘湯として大人気らしいっすね。)を目標に設定して下さい。この温泉から国道406号線を100m位南下した所にパス転回場があり、国道に「峰の原高原あと10km」の案内板が出ていますので、この看板の裏手がお城へ通じる林道の入口となっています。が、パス転回場に車を捨てるとぶっ飛ばされると思うので駐車するなら温泉周辺の駐車場を利用して下さい。
林道入口は藪っていますが少し進めば藪は消えて歩き易いです。この林道を進み送電線の鉄塔整備用保安道に入りNo.60鉄塔を目指します。要所で鉄塔への案内板が立っていますので迷う事は無いでしょう。鉄塔に到着したら南側山側の尾根を少しだけ登れば城域に入ります。
道は比較的緩やかな方だと思いますが、山に分け入る感じで少し怖かったです。というのも令和2年中の7月から8月の短い期間、このお城の半径2km圏内で10件の熊さん目撃情報がありました。そしてその内の3件は正に今歩いているお山だったからです。熊鈴×2+ホイッスルで対応しましたが、自分ホイッスルを吹くと知らぬ間にサンバホイッスルになってしまうのは何故でしょか。
お城は完全単郭の物見台規模の縄張です。しかし気合の入った堀切+竪堀が2条(堀切は合計3条ある。)確認出来るので御の字でしょう。又、主郭には帯郭状の腰郭が付いてます。
築城年代、築城者は不明ですが、室町時代には小笠原氏の一族とされる仙仁氏が城主だったようです。信濃守護小笠原長秀がぼこられた大塔合戦の直前、仙仁朝康が朝廷より駿河守に受領官途を得た事を示す後小松天皇の口宣案が残されており、菅平を経て上州へ抜ける大笹道口(南北に長い信濃は交通の要衝を多く抱える。南北朝時代、室町時代前期には上方と関東の争乱の場、そして緩衝地帯でもあり、後に小規模な国人勢力が独立乱立する一因となる。)を押さえる仙仁氏は守護方として特別の配慮を受けていました。