吉の小丸山城

吉の小丸山城([髻山城  周辺城郭])

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吉の小丸山城の口コミ情報

2024年06月28日 内記かずりヾ(・ε・。)


吉の小丸山城は髻山城の南南東約1.5km、隈取川北岸(左岸)、標高約427mの丘陵地緩斜面上平場に立地したと推測される何かです。該地の西側、吉集落には近世の北国脇往還が南北に通るが、吉から髻山城の東麓を通って平出へ抜け、黒川に入って矢筒城城下に至る古い道筋は、戦国時代、甲越が争った時期には特に重要視されており、髻山城はそのために取り立てられたと言っても過言ではない(広く見れば善光寺平と春日山を最短距離で結んでいる。)。

行き方は…リア攻めマップを参照して下さい。周辺に目標となるものがありまてん…長野県道60号、長野荒瀬原線の吉交差点を目指して進めばよいだけではあるんだけど…

まず、色物物件である。「信濃の山城と館2、更埴・長野編」に掲載があり、信濃のお城の神は「村誌よしむら」の記述のみを頼りに調査に入ったようだ。村誌には、「小丸山」の地名の解説として、「古墳である場合が多い。また城郭の本丸、二の丸に由来したもので、小高い所。」とある…

…この記述から調査に入る神も凄いけど、その軌跡を追い続ける信者としては辛過ぎる物件でもある。「小丸山」の地名がかつての城館跡を示唆するもの…かもしれないから、単純に該地にそれを求めてみたて事になる…「古墳である場合が多い。」…は忘れてしまったんだろうか。ちなみに該地の周辺には、古墳65基(現在数)を内包する群集墳、吉古墳群がある。

前述のとおり、「小丸山」と呼ばれる果樹園と化した丘陵が該地である。限り無くその存在が疑われる物件だが、城館の場所としては適地だろう。小高い丘陵上からの展望は開けており、物見の場としても同様である。道押さえの居館城の類いが存在していたとしても何ら不思議な事ではない。但し、城郭遺構が見出せる筈も無く、それ以上の事は頑張っても語れない。敢えて疑問を挙げるならば、後背、上段に吉の集落と近世以前の古道を控えている事であろうか。

リア攻めは殆ど通り過ぎただけの内容だ。該地の写真を6枚撮って早々に陣払い。やる気が全く起きなかった。甲越双方、多くの人数が往来したであろう場所だというのがせめてもの救いだった。

鎌倉時代には太田庄と若槻庄の境目の地であり、該地の吉は吉村として太田庄に属していた。即ち、嘉歴四年(西暦1329年)三月、諏訪社上社の神事に勤仕する武士等の結番を定めた鎌倉幕府下知状案、九番五月會分の条に、「…郷等并大(太)田庄内大倉、石村、吉村…」とあるのがそれで、吉村は太田庄の庄域の南限でもあったようだ。

※ 長野県道60号、長野荒瀬原線は北国街道とも呼ばれる自動車道だが新道であり、旧道とは道筋がやや異なっている。

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