窪寺城(城山)

窪寺城(城山)([旭山城  周辺城郭])

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窪寺城(城山)の口コミ情報

2024年03月20日 内記かずりヾ(・ε・。)


窪寺城(城山)は旭山城の南方約1.9km、犀川北岸(左岸)、標高992mの富士ノ塔山から東南東へ伸びる支尾根末端部上、標高約449m地点の平場を中心に立地する要害です。北東麓の登城路入口からの比高は55m位でしょか。近傍の方は確かに「城山」と呼んでいた。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。但し、周辺に車の捨て場所は一切無いので注意が必要だ。ちなみにGoogleマップはお城の説明板の場所(登城路入口でもある。)で位置登録されているが城域外である。

築城年代は不明、築城者は窪寺氏です。同氏については同じ旭山城のリア攻めマップにある窪寺氏館を参照して下さい。窪寺城は応永七年(西暦1400年)、小笠原長秀の信濃守護補任に反感を強める大文字一揆衆が会堂し相談に及んだ場所と比定されるが、おもてなし度が皆無な要害にわざわざ他領主達を招き入れる事もないやろ…あからさまな叛意も疑われるしね。

比高も低く長野市郊外、安茂里の住宅地の正に裏山なんだけど、現況はリア攻めする者にとって極めて防御力の高いお城に変貌している。好立地にも関わらずあらゆる媒体での紹介例が極端に少ないのはそれが理由だ。基本的に城域の全てが私有地である事、登城するには耕作地を横断しなければならない事等、いきなりハードルが高く設定されており、よっておいらは畑の主が作業中のところを見計らって訪問している。この主のお話しによると、道は過去には3箇所に付いていたらしいんだけど現在は何れも消滅、竹藪が酷いんで行けるかどうかは知らんとの事…不安でしかない…

竹藪てよりは矢竹の密集なんすわ…突破する距離は10mにも満たないんだけど、矢竹の隙間に無理矢理身体を捩じ込む様な感じで兎に角、痛い。矢竹は冬でも元気一杯、跳ね返って来てもよいけど眼だけは勘弁してくれ…藪漕ぎで四足歩行になったのは久しぶり、こんな所で何やってんだおいらは…擦過傷2箇所をしっかりと土産に頂く…

お城は後世、全山耕作されていたそうでその痕跡が今も残る。てか、城域外の山側上段には廃家屋が建っていてかつては生活の場でもあったようだ(石組みの掘り抜き井戸が残る。)。城山そのものはたぶん地滑りによって創造された産物で、尾根末端部に位置しながらも結構な舟窪地形を形成している。舟窪の鞍部を自然の空堀として山側との連絡を断ち切り、谷側に残った土砂の微高地全てを城域としている。基本的に自然地形ありきの要害だ。

過去には改変があるとはいえお城の基本形は実に良く残っている。軍艦みたいな縄張、段の付いた連郭式の郭群で構成され削平も良好、切岸の切れ味も素晴らしい。主郭北東側の大堀切の1条には誰でも感動する事間違い無し。又、舟窪地形の空堀の末端部には人工の跡が見受けられ、特に南西側の部分は中土塁を挟んだ二重の竪堀を形成している。

おいらは山城の整備を望まない派だが、窪寺城に限って言えば地形に手を加えない範囲の公園化が望ましいと考える。展望も良いしね。何だか近所の裏山が耕作放棄地として荒れるに任せるのが勿体無いような気がするのさ。整備されれば誰でも簡単に訪ねる事が出来る良好な城跡に成り得るんだけど…

※写真⑧は登城路から撮影した近景、楽な小山だが正面に見える矢竹の密集を突破する必要がある。ちなみに城域内にはとげとげしい草木が群生してるんで時々痛かったりもする。

※藪漕ぎに臨む際には人間である事を忘れよう。人類としての知性、礼儀廉恥は全く必要無い。

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