明聖霊神砦
明聖霊神砦([屋代城 周辺城郭])
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明聖霊神砦の口コミ情報
2023年01月02日 内記かずりヾ(・ε・。)
明聖霊神砦は屋代城の東北約3.2km、標高694.6mの手城山から西方へ延びる山塊尾根上、標高約556mのピークの一つに主郭が存します。西麓の長野県道335号線、森篠ノ井線からの比高は200m位でしょか。
行き方はGoogleマップに位置登録されている西麓の「招魂社」を目標に設定して下さい。小社の前には手城山登山道案内図があり、砦の事はスルーしてますが明聖霊神まで此処から40分と書かれています。
築城年代、築城者は不明、信濃の山城と館2、更埴・長野編にも掲載が無い。主郭には祠が鎮座しているが二段の削平地を持つ尾根上のピークで、此処を砦だとする最大の根拠は主郭東側山側背後のしっかりした1条の堀切の存在にある。
これだけじゃあれなんで…
〜雪の山城のススメ1〜(登城難度がやや高めのお城が対象です。)
「よくもまぁ寒い冬の時期に降雪地帯の山城に行く気になるわ〜」等とよく言われるおいらですがちゃんとした理由があるのれす。山城大好きなおいらにとっての最大の敵は藪!激藪!遺構が判り難いどころか時には進入すら拒む…特に駄目なのが熊笹藪、蔦藪、椿藪でして、群生した椿なんて物理的に通過するのも困難だ。地方、地域にもよるけど降雪が始まった冬の山城は少なくとも熊笹、蔦植物に関してはしっかりと埋もれてくれるし寝かせてくれる(熊笹は数十年に渡って枯れる事はない。)。遺構が見易くなる最大のチャンスなのだ。但し…平野部での積雪が50cmを超えたら素直に諦めましょう。軽めのラッセルになるし、集落から山際に近付く事さえ困難(道筋が判らない。沢や水路に落ちる阿保もいる…)だ。登山が目的ではない山城好きにとっては苦痛でしかない。
良いところ…
①遺構が見易く余計なものが隠れる。夏場の写真と見比べてみよう。
②積雪が30cm位迄なら登城は楽に感じる。誰もお山に入らないので凍結している事はまれだ。急登も積雪がグリップになる。
③帰りは尻餅ついて滑って行ける場所があったりする。童心に還ろう。
④濡れる事はあるがあんまし汚れない。
⑤熊さんが寝ているしイノシシは積雪地帯を避けて越冬する。但しニホンジカ、ニホンカモシカ、他の小動物は元気だ。足跡は目標を目指す際の道標にもなるが、寄り道もするし時には人が行けない場所にも誘導される。
続く…