金比羅山砦(越道山)

金比羅山砦(越道山)([荒砥城  周辺城郭])

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金比羅山砦(越道山)の口コミ情報

2022年12月06日 内記かずりヾ(・ε・。)


金比羅山砦(越道山)は荒砥城の南東約1.1km、東方へ延びる山塊尾根上、標高558mのピークの一つ、金比羅山(越道山)山頂に主郭が存すると推測されます。南麓の長野県道55号線、大町麻績インター千曲線からの比高は110m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されている南東麓の東国寺を目標に設定して下さい。金比羅山山頂へは金比羅山林間歩道を使えば楽に行けると思いますが、自分入口を発見出来なかったので北東麓の墓地の裏手から適当直登、結構な急斜面を山頂までフル直する羽目になりましたわ…

信濃の山城と館2、更埴・長野編に記載があるのですが、上山田町誌には、「荒砥城は…山の頂上、中腹、山麓の一帯に及ぶ城郭を一要地とし、宮沢川より南、湯の窪沢に至る段丘一帯に及ぶ居館、屋敷、倉庫のある一連の段地及びその南部金比羅山とそのふもとをめぐって法華寺川の千曲川に注ぐ一帯の地を城下町とした広大な要害地である。」とあり、金比羅山をこの要害地における砦として位置付けている。

砦の現況ですが、山頂部は金比羅山古墳で今も墳丘の高まりが残り、東側斜面は三段の段付き。が、段郭を構成していたのかは判らんしむしろ後世の改変の可能性の方が高いでしょう。西側山側斜面は緩やかに下る自然地形、城域内は少し前までフィールドアスレチック場だったらしく東屋の他、その機材の一部が今も残る。

村上氏信濃退去に伴う悲話伝説は3つ程伝わっているが、その内の一つが「女涙坂」、演歌みたいなタイトルだけど簡単に言えば、「奥方が従女と共に城を退去し東国寺を目指す。」→「燃え盛るお城を見て嘆き悲しみ涙を流す。」→「追手の矢によって落命する。」みたいな感じ。東国寺はこの金比羅山南東麓に、女涙坂はその東南を上がる。伝説の類いとはいえ3つの話には共通する点が一つ、登場する3人の女性が経験する悲劇はそれぞれ、千曲川を渡ろうとしたか、渡る途中か、渡った後の話で何れも千曲川渡渉を大前提としている。退去先は最終的には善光寺平、越後を目指していたと思われるが、近世の北国街道、今の国道18号線の道筋に従わず、千曲川を南に渡る必要があった事が解る。離反した屋代氏の所領内を避ける思惑もあったのかもしれないが、少なくとも足弱にとって善光寺平に至る道筋は千曲川南岸(左岸)を通る古道しかなかった事を意味する。

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