中院林城

中院林城([荒砥城  周辺城郭])

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中院林城の口コミ情報

2022年12月08日 内記かずりヾ(・ε・。)


中院林城は荒砥城の西方約2.4km、標高1252mの冠着山(姥捨山)から北方へ延びる山塊尾根の一つ、標高約640mのピークの一つに主郭が存します。北東麓のさらしなの里マレットパークからの比高は200m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されている前述のさらしなの里マレットパークを目標に設定して下さい。取り付きはこのマレットゴルフ場の駐車場西側の獣柵ゲートからで、尾根筋に鉄塔整備用の保安道が付いてます。が、尾根中腹の岩場に建つ鉄塔までしか道はありません。後は岩場をよじ登ったり急登したりして尾根稜線上までを頑張りましょう。

築城年代、築城者は不明です。同じ荒砥城のリア攻めマップにある明徳寺館を居館とする要害と推測されているらしい。明徳寺は戦国時代に羽尾の寺屋敷から村上氏の被官、林能登守が移したとされており、能登守は天文十五年(西暦1546年)に卒している事から居館はその際には廃されていたと考えられている。

お城は二段の削平地を持ち、それに幾つかの腰郭が設けられている。南側山側背後は細尾根で城域南端は堡塁の様な高まりで終わる。全体的には堀系が無く、戦国時代以前の古い縄張のようにも感じられる。又、城域外、主郭からの北方尾根には石積みの付いた岩場の平場が残る。崩落石の量を考えるとかなりの規模の土留めの石積みで、信濃のお城の神も往時のものなのか判断が付かないと困惑している。

この北方尾根の末端、標高543mのピーク周辺には砦としか思えない削平地と堀切様地形(ただの切り通しかもしれないが少なくとも西側に道形は無い。)、竪堀様地形が確認出来る。地図見りゃ解るけどこのピークは物見台や狼煙台としては抜群の適地で、千曲川沿いの更級郡内を文字通り一望出来る。堀系を持たない中院林城とはまた違う趣き。面倒なのでアクションしないけどこの口コミに記録を留めて終わりにする。

写真5、6が謎の岩場の平場、写真7、8が標高543mピーク周辺っす。

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