鍋山城砦

鍋山城砦([虚空蔵山城  周辺城郭])

虚空蔵山城 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「鍋山城砦」の地図・口コミがご覧頂けます。

「ニッポン城めぐり」アプリでは、スタンプラリースポットとなっている3,000城それぞれの地図に、周辺城郭や史跡など、様々な関連スポットを自由に追加できます。

鍋山城砦の口コミ情報

2026年04月06日 内記かずりヾ(・ε・。)


鍋山城砦は虚空蔵山城の西南西約3.6km、会田川北岸(右岸)、潮沢川南岸(左岸)、安曇野市と松本市に跨る小山脈中の一山、標高約879mの山稜山頂部に立地する砦です。南麓の長野県道302号、矢室明科線からの比高は285m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。案内通りでOK♪だが、該地まで登る林道の状態が悪過ぎる。幅員が狭い上に現在は整備が殆ど放棄されており、軽四駆なら問題はないが進むのに躊躇するような箇所が多い。又、倒木や崩落、落石等によって、昨日は通れた道が今日はとても無理だった…等の状況に陥いる事も考えられる。いつでも車を捨てられる覚悟で臨んだ方が気持ち的には楽だろう。

築城年代は不明、築城者には筑摩郡会田御厨、後の会田郷に拠った虚空蔵山城城主、会田氏が推測されている。城地は山中の交通の要衝、神木平から五本峠を越えて虚空蔵山の西麓、岩井堂へと至る間道に沿う山頂ピークにあり、神木平と五本峠のほぼ中間点に位置している。

城地の東方に位置する中北山は、小山脈中に点在する各小集落、扇平、五輪平、日向等に通じる間道が交錯する場所であり、寂しい場所ながら山中のスクランブル交差点の様相を呈している。鍋山城砦の占地は狼煙や物見の場であると同時に道押さえの番所を兼ねたものであろうか。規模と縄張からしてそれ以上の役目は到底持ち合わせていない。

砦の現況は…正直、地山以外のものを見出せないんだけど…山頂は削平地てよりは平坦地なんだけど、城郭遺構は何処をどう探したって見付からない。5年前には原型を留めていた吾妻大神の小祠も完全に座屈、ぺしゃんこになっていた。山稜西側斜面の下段には僅かな平坦地が認められるとはいえ、後世の耕作の跡等の可能性も捨てきれず何とも言い難い。全体的には訪ねた者を驚かせるのには十分過ぎる程のびっくり物件だ。

2回目の訪問なんで位置は判っていた筈なんだけど、ろくに地図を見ていなかったもんだから、最初は全く別な場所をリア攻めする始末…此処にもランドマークとなる小祠が鎮座していたんだけど、「あ、あり、祠が誇らしげにあるけど、二つもあったけ?」…みたいな感じでようやく間違っている事に気が付いた。周辺は似たような山頂ピークが点在している場所でもあり非常にややこしい。何れも道押さえの砦として適地かと思われるので尚更の事だ。

城地の南方には日向集落、北方には五輪平集落を控えているが、現在は何れも廃集落となっている。この小山脈中には他にも幾つかの小集落(戸数3、4軒程度…)がかつて点在していたが、平成の時代に入ると退転が終わり全て無住となった。住人の高齢化に伴い、山中での生活を維持していく事が困難となったのであろう。急傾斜地崩壊危険区域の指定も多い所であり、事実上、集落が復活する事はあり得ない。ちなみに南方の日向集落に住した伴在家(坂西氏か。)の先祖は何某かの落人であったとも伝わっている。

…近年、日本では町村の過疎化が進み、地域活性化、地方再生の名の下に様々な施策が試されているが、その実効性には常に疑問符が付く。非常にドライな言い方になるのかもしれないが、我々自身が便利さと豊かさを求めてこうした過疎地域を必要としなくなったのだ。一時の感傷に任せてこの問題に取り組んでみても労力と予算が吸い込まれてしまうだけだと思う。「地方に元気を!」等の口当たりの良いスローガンが罷り通る世の中だが、これ等を発する奴等に具体的な解決策がある訳が無い。

町村単位で地域、地方を調べていると、こうした問題は今に始まった訳ではない事を思い知らされる。江戸時代には自然災害等によって村自体の移転、消滅が多かったし、明治時代に入ると合併が増えてごく小さな村落は僅かな戸数を残して次第に衰退していった。現代の過疎化は社会的インフラ等、行政機能の集約から始まるこの延長線上に当たると考えている。時代の転換点等ではなく、あくまでもその継続に過ぎないのではないだろうか。過去から現在、そして未来まで繰り返される普遍的な事象の一つだ。我々は常に受け入れるべきなのかもしれない。

…生真面目なかずぽんは、周辺の廃集落を連続で探訪してたらこんな事をずっと考えてしまっていた。山城好きのちょと変わり者の皆さんなら否が応でも廃村、僻村を訪ねる事も多いだろう。その姿を目に焼き付け、後世のために少しでも記録に残しておく事が大事なんじゃないかな。

※社会的インフラ〜整備されれば活性化する訳ではないだろう、北陸新幹線の安中榛名駅が一例になる。此処で降りる人を見た事が無い。

※写真⑧は扇平集落と日向集落の中間点に残る廃家屋っす。山頂ピークの一つにあるんだけど結構凄い場所だ。

「ニッポン城めぐり」を始めるには?

「ニッポン城めぐり」は、iPhone・androidの両アプリに対応。
利用料金は無料!いますぐ城めぐりを始めてみよう!

スマートフォンからのアクセス方法

app store app store  ■iPhone
 AppStore で「ニッポン城めぐり」を検索。

google play ■Android
 Google play で「ニッポン城めぐり」を検索。

スマホを持って城をめぐろう!スマホでお城スタンプラリーゲーム「ニッポン城めぐり」 ニッポン城めぐりとは? GooglePlay Appstore