雨戸屋城

雨戸屋城([虚空蔵山城  周辺城郭])

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雨戸屋城の口コミ情報

2026年04月07日 内記かずりヾ(・ε・。)


雨戸屋城は虚空蔵山城の西方約2.6km、会田川北岸(右岸)、潮沢川南岸(左岸)、安曇野市と松本市に跨る小山脈中の一山、標高約868mの山稜山頂部を中心に立地する砦です。南麓の長野県道302号、矢室明科線からの比高は260m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。但し、案内通りでは行けないので、同じく位置登録がある「五本峠」を目標に設定しよう。南麓の西ノ宮からこの峠の南西方、扇平まで進める車両通行が可能な林道が伸びている。三又に車を捨てたら、後はリア攻めマップを参照して五本峠を目指して徒歩で登ろう。三又の右手の林道を歩く事になるが大した距離ではない。城地への取り付きは峠に張り出す山尾根の末端部(鉄製の火の見が目印だ。)からとなる。

築城年代は不明、築城者には筑摩郡会田御厨、後の会田郷に拠った虚空蔵山城城主、会田氏が推測されている。城地は山中の交通の要衝、五本峠を西麓に控える明らかに道押さえのための砦だ。峠を西行して山を下れば、善光寺道(近世の善光寺街道も周辺では同じ道筋である。)の本道が南北に通る岩井堂へと至り、同地から北行すれば立峠へ、南行すれば会田氏が居館した会田郷の本郷、殿村へと至る。ちなみにあくまでも個人的な観測に過ぎないのだが、新城発見の可能性が高い場所として、雨戸屋城の西方、尾根続きの標高832mの山稜山頂部に目星を付けてある。

五本峠から山尾根に取り付くといきなりの小突起が現れる。何処から城域が始まるのかは知る由もないんだけど、峠に面する不寝見の番所としてはこれ以上は無い地形だ。又、登る尾根筋には郭等として機能していたとしても何ら不思議ではない小ピークが連続しており登城中も飽きる事が全く無い。縄張も含めて個人的には大好物、多くの方は顔を曇らせるて思うけど…

信濃のお城の神は3郭で構成される縄張図を描いているが、縄張図における通称2郭と通称3郭は城域外として扱っても構わないと結構、ふらふらな事を仰られており、個人的には小祠が鎮座する通称2郭からが城域と判断している。コンパクトな砦ながら主郭周りの遺構は濃い方だろう。大手筋には二重堀切1条を含む三連続堀切が穿たれ、主郭東側谷側背後には横堀状ともなる1条の堀切、この堀切からは2条の竪堀が派生していたりもする。特筆すべきは二重堀切の1条から落とし込まれる竪堀であろうか、堀系の中ではこの竪堀だけが不自然なぐらいに長大であり他の遺構との釣り合いが全く取れていない。

おいらにとって大手筋から見上げる主郭のぽこりん感は最高の御褒美だ。主郭には明らかな削平の跡が見受けられ、城域内の全てを遮るもの無く見通す事も出来る。信濃の貧乏だけどキャラ立ちした砦、正に大好物、ほんとすき。

あまり紹介例が見当たらない砦なんだけど、広義に見れば虚空蔵山城砦群を補完する前衛支砦とも言える。登城は苦労しないので、虚空蔵山城を訪ねる事があればデザート感覚で訪城してみるのもよいだろう。雨戸屋城から虚空蔵山のぽこりんを眺望すれば、会田氏がこの小山脈を如何に重要視していたかが理解出来る筈…

※五本峠〜どなたか知らないけど、同じ虚空蔵山城のリア攻めマップにスポット登録されている(城友さんじゃないけどあの方なんかな…)んで写真だけ入れ替えておく。以前は軽四駆なら此処まで車が入ったんだけど、現在は精神衛生上よろしくないんで諦めよう。ちなみに痺れる事に山中ながら十字路になっちょる…

※デザート感覚〜やっぱしメインで満腹、時間切れするて思うんで単独訪問してくり。ちなみに1日で虚空蔵山城砦群の全てを廻り切る事は不可能だ。

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