築地の堀の内館

築地の堀の内館([岡城  周辺城郭])

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築地の堀の内館の口コミ情報

2024年08月07日 内記かずりヾ(・ε・。)


さて、今回の口コミも堀の内…もう夏場はこの手の物件しか訪ねる気がしないんで勘弁してくれ。大体にして山に入る気ゼロのTシャツに短パン、VANSでアイスを食いながらリア攻めしている。ちなみに気温35℃の炎天下でアイスが辛うじて固形を保てる時間は約3分だ。カメラは常にべたべた状態、撮った写真もみんなべたべたしていると思う。

築地の堀の内館は岡城の東北東約3.8km、産川西岸(左岸)、標高約437mの河岸台地上平場に立地した居館です。該地は産川の蛇行点に向けて半島状に張り出す一帯であり、現在も「築地」、「東築地」の地名が大字として残っている。かつての築地屏で囲われた居館の存在がその由来だと考えられる。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。車の捨て場所は己れの持つ器量で何とかしよう。

築かれた年代は不明、お住まいになられていた方には泉氏が推測されている。泉氏といえば、大河ドラマ、鎌倉殿の13人でインパクトを残した鎌倉幕府御家人、泉小次郎親衡で有名、この親衡が地頭職だったのが該地を含む小泉庄である。ドラマ中でも謎な人物だったが、史実も謎であり、建暦三年(西暦1213年)の「泉親衡の乱」において捕縛を斬り抜け逐電し行方知れずとなった。小泉庄はこの際に後の三代執権、北条泰時に没収されている。

更に言えば、泉氏は出自もはっきりしておらず、清和源氏満快流、信濃守為公の後裔とも伝わるが確証は無い。小泉庄の地頭職だったとされるのも同様である。登場から没落までの期間が短く、残された一族等も鎌倉時代には閉塞を余儀無くされていたと考えられ、特に公に語られる事も無かったのではないだろうか。

実は2回目の訪問、前回は地区の清掃の日にぶち当たってしまいリア攻めは諦めてしまった。住宅地の中での探索は当人の精神衛生上の問題をクリアーする事が何よりも大事だ。

信濃のお城の神は「堀之内」の地名が残る場所から概ねの居館敷地範囲を特定しており、別に「上田小県誌」に添付された図から、半島状の河岸台地を南北に断ち切る横堀の存在も推測している。例によって城郭遺構は見出せないが、舗装道路の一部に堀跡を求める事は可能かもしれない。

嘉歴四年(西暦1329年)三月、諏訪社上社の神事に勤仕する武士等の結番を定めた鎌倉幕府下知状案、四番五月會分の条には、「左頭、小泉庄半分内上田原、津井地(築地)、穂屋(保野)薩摩守知行分、」とあり、該地の津井地(築地)は工藤薩摩守(薩摩氏)の知行地であった。既にこの時代には地名として「築地」と呼ばれていた事に注意されたい。

※「泉親衡の乱」〜親衡は、建暦元年(西暦1211年)から源頼家の遺児、千寿丸を征夷大将軍に擁立して、時の執権、北条義時を打倒しようと図り、郎党の青栗七郎の舎弟、僧籍にあった阿静坊安念を北条氏に批判的な御家人へ遣わし同心を求めていたが、建暦三年(西暦1213年)二月、千葉成胤によって安念が捕縛され、その自白により謀議は露見、親衡に与した御家人二十五人(「吾妻鏡」)が捕縛された。親衡は鎌倉の違橋(たがえばし)に隠れていたが、同年三月二日、遣わされた捕吏と斬り合いに及び、その混乱に乗じて逐電、行方知れずとなった。大河ドラマ、鎌倉殿の13人では突拍子も無い展開で視聴者を唸らせたが、それを可能とさせたのは出自も含めて親衡の生涯が謎に包まれていた事が何と言っても大きい。

※飯山を中心とする一帯に拠った、後の上杉氏の外様衆、泉八家はこの泉親衡の後裔を自称している。寛延元年(西暦1748年)に寄進された「和光明神像」の願主は、泉氏の嫡流家とされる尾崎氏の歳就と福秀、由来を示す厨子内部の銘によれば、寄進先の祭所は、源義平、泉親衡、泉重望の三名を祀っている。

※写真⑦は居館地を取り巻いて流れる産川を撮影したもの。

※写真⑧は信濃のお城の神が付近一帯から居館地として纏まりのある場所だとして提起した七社宮を撮影したもの。周囲を土塁が巡っているがどうなんだろう。

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