小泉上の城

小泉上の城([岡城  周辺城郭])

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小泉上の城の口コミ情報

2024年12月19日 内記かずりヾ(・ε・。)


さて、山城に限っての話なんすけど、再訪する事て殆ど無いっすよね。余程の物件じゃなければ辛い思い出ばかりが蘇ってしまいどうしても敬遠してしまう。以前なら我武者羅に件数こなしていたおいらだけど、最近ではこれに気付いて1日に2城までて勝手に決めている。本人が納得のいく形でリア攻めを終わらせたい事がその理由だ。

今回紹介するお城も二度と行かないだろうてずっと思ってた。正攻法で登ると非常に辛いんすわ…比高は平均的な信濃の山城の2倍はあるし、奥もそれなりに深い。何だか登っても登っても辿り着かない感ぢ?…登山に全く興味が持てないおいらにとっては正に地獄のモーメント、登城中は気持ちを維持する事すら難しいんす。それでも再訪しようと決意したのは以前に撮影した写真を誤って全部削除してしまったから。やっぱし写真が無いとね〜

小泉上の城は岡城の北北東約2.8km、浦野川北岸(左岸)、標高933.1mの城山山頂から南方へ伸びる尾根上段上、標高約915mの小ピーク上平場を中心に立地する要害です。南東麓の新義真言宗智山派の寺院、驚覚山高仙寺の駐車場からの比高は415m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されている前述の「高仙寺」を目標に設定して下さい。同じくGoogleマップに位置登録されている「大日堂」の南西側に位置する墓地の裏手から該当尾根に取り付く。が、非常に判り難い。別の登り方もある。西方の室賀集落から軽四駆で林道を進んで登り詰め、終点から徒歩で送電線の鉄塔用保安道を辿るものだ。但し、林道がもはや軽四駆でも走行が厳しい状況になっているんだそう。

築城年代は不明、築城者は小泉氏とされるが個人的には疑問を持っている。同氏については同じ岡城のリア攻めマップにある、小泉氏館や旗鉾館を参照して下さい。小泉上の城は小泉氏の詰めの城と推測されているが、縄張から推測するに単なるイカちぃ狼煙台や物見台の類いであったと考えている。

なんせ単調な尾根登山が大嫌い。しかも該当尾根は急峻な岩尾根なので普通に登れない箇所も多かったりする。前回と同じ道筋を辿る事を嫌ったおいらは、該当尾根東側直下に付く沢筋の林道を登り詰める事を考えた。が、最初は順調だったけど、途中で道は沢を渡って隣りの山尾根に続いてしまう…理論上はお城の後背地に当たる城山山頂に至る事が出来るとはいえ、凄まじく不安を感じたので…結局はこの場所から平均斜度50°以上の荒れた斜面を木々に掴まりながら四足歩行で該当尾根上までよじ登る事にした。標高約599m地点から直登開始、約40分をかけて該当尾根中段上の標高約718m地点に到達、時間は無駄にしたけど一心不乱になる事が出来たので逆に気が紛れて良かったのかもしれない。ちなみに直登中に結構な竪堀様地形にぶつかったんだけどこれはたぶん木下ろしの溝なんだろう。

お城は郭の総面積より堀系の総面積の方が遥かに大きいぱ〜ぷりんな縄張、城域には二重堀切2条を含む総計7条の堀切が設けられている。普請奉行は堀しか掘る事が出来ない阿保だったようだ。但し、送電線の鉄塔が堀切内に建っているので、二重堀切の1条は落とし込みの部分から推測される推定堀となっている。埋まり気味のものもあるとはいえ、主郭背後の堀切なんかは切れ味を十分保っていて嬉しい限りだ。又、主郭は二段とされているが上段の方は土塁と判断してもよいだろう。切岸には土留めの石積みが残滓として残る。

展望の良さは抜群だ。上田原、塩田平を眼下に収め、西方に目を向ければ特異な山容で知られる子檀嶺岳が眺望出来る。びっくりしたのは北方に埴科郡坂城町上平に存する岩井堂山が眺望出来る事…このお山の山頂部には荒砥城のリア攻めマップにある出浦城(別称は自在山烽火台だ。)が立地する。おいらが小泉上の城を村上氏の直轄普請も疑われる狼煙台や物見台の類いであったと考えるのはそれが理由だ。

※小泉上の城と呼ばれている訳だが、当然、下の城も存在する。口コミは気が向いたら。

※城山山頂部は地山であり城域外である。

※小泉上の城と小泉下の城は同一尾根上に立地しているが、個人的にはそれぞれが別の築城主体による普請であったと考えている。上の城の縄張は村上氏の城砦群のそれに酷似しているのだ。同氏による小県郡支配がどのようなものだったのかは知る由も無いが、被官化した小泉氏の知行地の内に繋ぎの狼煙台を築く事ぐらいは十分に可能であったろう。下の城とは切り離して捉えるべきではないだろうか。

※写真⑧、中央に見えるぽこりんが標高1223.2mの子檀嶺岳、青木(村)三山の一つであり、山頂部には同じ岡城のリア攻めマップにある子壇嶺城が立地する。比高は650m位…当然、小泉上の城より遥かに辛い…そして写真が今は無い…

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