西城
西城([岡城 周辺城郭])
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西城の口コミ情報
2021年03月19日 内記かずりヾ(・ε・。)
HIGHLY RECOMMENDED!!!
西城は岡城の西方約4.7km、標高1223.2mの子壇嶺山から南方へ延びる尾根の一つ、標高796mのピークの一つに主郭が存します。南麓の長野県道143号線からの比高は220m位でしょか。
築城年代、築城者は不明ですが、お城の存する青木村付近一帯は奈良本氏や田沢氏といった土豪が南北朝時代には在地していたようなので両氏の何れかに関係するものなんでしょか。まぁ昔の事なんでよく判らねぃよて感じですかね。ただ真田氏の利用は確実なところで、関ヶ原の戦いの際にこの子壇嶺山周辺のお城は余波を受けたらしく、ちょっと眉唾物の合戦記録なんかもあったりします。
お城の西麓には保福寺街道が走り、四賀を通過して松本へ抜ける事が出来ます。街道は途中で青木峠道に分岐し、こちらは麻績の方へ抜ける事が出来ますが名高い心霊スポット明通トンネルがある等、夜間のソロ運転は止めときましょう。
行き方は同じ岡城のリア攻めマップにある寺山の砦を参照して下さい。お城はこの砦から直ぐの場所に存します。山麓から寺山の砦を経て西城までは比較的楽に訪ねる事が出来ます。
お城は素晴らしいです。前哨である寺山の砦で膨らんだ期待感を遥かに上回る遺構の存在に大興奮する事間違い無し!冷静に考えてみても小県郡のお城の中ではトップクラスです。つまんない事は語らないので是非現地で確認してみて下さいまし。特に主郭北側山側背後の大堀切は麻績古城以来の巨大さでした。
このお城の城域北端部を過ぎると標高812mの湯坂山山頂に至ります。これから向かう東城へ行く為に適当に歩いていた(迷っていた…)んですが、この山頂の西側斜面に5条の畝状竪堀を発見しました。特に埋もれてた訳でもないこの遺構(ただ登山道からは外れる。又、お城目的だと湯坂山まで登らない。)、調べてみても縄張図はおろか何処にも記載が無い…自分的にも何でこれがスルーされているのかが不思議なところなんですが、明日物好きな城友さんがこれを確かめに行くそうなのでその結果を待ちましょう。
※お城のある青木村は大好きなんですが、青木村は村内に多くの宝物を持ちながら山城にはあまり積極的ではない…標柱や案内板が立っているのは眉唾物の石川軍陣地跡と黒丸城だけだったと思う。教育委員会さん…勿体無いです。