砥石城(戸石城)福沢出丸(福沢砦)B
砥石城(戸石城)福沢出丸(福沢砦)B([戸石城 周辺城郭])
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砥石城(戸石城)福沢出丸(福沢砦)Bの口コミ情報
2026年04月14日 内記かずりヾ(・ε・。)
砥石城(戸石城)福沢出丸(福沢砦)A・Bは戸石城の北西約0.5km、神川西岸(右岸)、矢出沢川東岸(左岸)、戸石城を構成する本城の西側斜面上、標高約633m地点の平場(A)と、同じ戸石城のリア攻めマップにある砥石城の番城が立地する標高約807mの山頂ピークから西南へ向けて伸びる尾根末端部上、標高約634m地点の平場に立地すると推定される砦です。西麓の矢出沢川からの比高は共に15m位でしょか。
行き方はGoogleマップに位置登録されている「城代屋敷跡」を当座の目標に設定して下さい。後はリア攻めマップを参照して位置を特定しよう。はっきり言ってまともな紹介例が初出以外皆無な物件、誰も行かんやろ…再訪したおいらも実は行きたくなかった…
築城年代は不明、築城者は村上氏であろう。戸石城は、砥石城、本城、枡形城の三城で構成されているが、これに加えて、同じ戸石城のリア攻めマップにある、飯縄城、米山城、砥石城の番城、福沢出丸、内小屋、金剛寺城代屋敷、各番所等を構成要素に含む、戸石の城山を中心にして展開される純然たる城砦群の総称であると言ってよい。個人的にはその規模の大きさから、天文二十年(西暦1551年)五月二十六日の「砥石ノ城眞田乗取」まで、断続的ながらも同氏によって普請は続けられていたと考えている。福沢出丸もそうした拡張の中で必要に迫られて築かれた道押さえの番所を兼ねる砦の一つであったろう。名称は村上氏の塩田庄代官、福沢氏に因むものだと云われている。
後には上田城城下となる常田から北行した後に東行すると、伊勢崎の台地の西方、長島へと至るが、同地において道筋は二つに別れる。即ち、右手を進む一筋は、上野坂を登って戸石城城下の伊勢山へと至り、神川を渡って同川沿いを北行、後に渋沢川沿いを東行(大笹道)して国境に位置する鳥居峠を目指す上州道、その行き着く先は遠く離れた上野国吾妻郡大笹だ。又、左手を進む一筋は、矢出沢川沿いを北行、同じ戸石城のリア攻めマップにある米原城城下である金剛寺の山間鞍部を抜けて、戸石城の北方に位置する金剛峠を目指す地蔵峠道、同道は金剛峠を越えた後に曲尾、洗馬を経て傍陽川沿いを進み、地蔵峠を越えて埴科郡赤柴へと至る。その行き着く先は同郡英多庄の西条、即ち、近世の松代だ。金剛峠、地蔵峠越えの道は江戸時代に入ると松代道と呼ばれ、幕末の松代藩藩士、佐久間象山も若かりし頃には岩門の活文禅師に学ぶために頻繁に利用した。
砦は、金剛峠、地蔵峠越えの道を矢出沢川の対岸に見ており、あくまでも道押さえの役目しか持ち合わせていない。一部の間では戸石城を補完する支砦との見方もあるのだが、この手の物件に夢を見るのだけは止めておこう。
まず、該地はA、B共に信濃のお城の神が示した比定地である。矢出沢川の対岸には説明板も立っているが、立てた側も正確な位置は判っていない筈だ。どちらも後世には耕作されていたと思われるが、Aの方は段付きの竹林、Bの方は起伏のある耕作放棄地としか言い様が無い。双方、砦跡を思わせるような地形も確認出来るのだがやはり何らかの改変によるものであろう。徒労に終わるだけの物件、贔屓目に見て戸石城の水の手の一つであったと言えなくもないのだが…
どちらも矢出沢川(現在は沢程度…)を渡る必要があるんだけど、特にAは苦労対効果が最悪だ。気持ち的には一段上がるだけとはいえ、倒竹に塗れた竹林の崖地を無理矢理にでもよじ登らなければならない。辿り着いても同様の光景、探索が物理的に痛過ぎる。従って訪ねる阿保はBだけを登ろう、おいらはこちらの方が真の城地だと信じている。金剛峠を扼する砥石城の番城と尾根続きである事がその理由だ。両者はワンセットなのかもしれない。
※道筋は二つに別れる〜長島の長島自治会館の駐車場の隅には、「右ハ上州道左ハ松代道」の道標が今も残っている。
※写真は全てBの物、Aについては別に同じ戸石城のリア攻めマップにスポット登録してあるのでそちらをどうぞ…
※写真①は松代道を撮影した物っす。福沢出丸はこの先にある。近世には北国街道の裏道だが裏過ぎる感じが素敵…金剛峠、地蔵峠越えの道は、何故に戸石城が村上氏にとって重要視されたのかを違った面から教えてくれる。武田氏による信濃経略以前の川中島における最大勢力は村上氏であった。
※写真②は近景っす。矢出沢川に流れ込む小沢を挟んで、Aが右手、Bが左手となる。適当によじ登ってくらさい。









