駒形城

駒形城([塩田城  周辺城郭])

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駒形城の口コミ情報

2026年05月12日 内記かずりヾ(・ε・。)


駒形城は塩田城の東南東約2.2km、内村川北岸(左岸)、尾根川東岸(右岸)、標高約1041mの富士嶽山山頂から北西へ伸びる尾根下段上、標高約748m地点の平場を中心に立地する砦です。西麓の長野県道65号、上田丸子線からの比高は145m位でしょか。県道は上田市の塩田地域と丸子地域を直接南北に結んでいるが、この道筋はかつての平井寺峠道を踏襲しており、城地は平井寺峠を後背地に控える塩田平の関門の地に当たる。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい…なんだけど、そのままじゃ行けないのは当たり前…このお城、ネットでの紹介例は唯一件、その理由は登城が困難な事にあると思う。城地の北側を東西に通る廃農道から外れて沢沿いを少し巻きながら進んで支尾根に取り付くんだけど、尾根上に登る道が既に失われており、眼前に迫る斜面を時折両手を使いながら無理矢理にでもよじ登る必要がある。こう言っては意地が悪いとは思うんだけど、現場の状況に合わせて自力で何とか出来る人間なら何とかしようとするだろう。どうしても辿り着きたいていう情熱を持った人だけが挑戦するがいいさ。従って詳細は割愛する。ちなみに帰りは該当主尾根を試しに下りてみたんだけど、途中の岩場(基本的に岩山だ。)で見事に進退極まってしまった。両側急峻に過ぎるんで逃げ場は何処にも無い。結局、登り返して元来た支尾根を辿って帰る始末に…

補足するんだけど、初回訪問時は西麓の県道から主郭を直接目指して適当な場所(耕作放棄地)から適当に直登している。こちらの方が急登に過ぎるとはいえ幾分マシ…フル直だけど己れを無にして頑張れば城域内にダイレクトイン出来る。

築城年代、築城者は不明だが、やはり塩田庄を代官支配した村上氏に関係する砦等であろうか。但し、砦は明らかな北向きであり、むしろ塩田平側に正面を向いている。

南北に長い急峻過ぎる細尾根に占地されており鰻の寝床のような縄張だ。郭は4郭が推定され、各郭間等は総計で5条の堀切によって断ち切られている。堀切は総じて小さなものだが、それでも堀形がしっかりと確認出来るのは奇跡に近いと思う。小規模な狼煙台や物見台であってもこれでもかと掘り切りまくる村上氏の普請が妥当なところであろうか。ちなみに城地はニホンジカのパラダイス、彼等の持つ山地の走破能力が羨ましい。

城名の「駒形」は地名に由来しているが、周辺には他にも、「馬除」、「飼馬口」、「駒形下」等の小名が残っており、城地の北西方に鎮座する古川神社から独鈷山、平井寺峠の一帯には、鎌倉時代の牧(私牧であろうか。)の存在が推測されている。又、平井寺の地名は、かつて存在した殿城山平井寺に由来するが、堂宇は時代不明なるも火災により焼失、難を避けて平井寺地蔵堂に移された阿弥陀如来像は後に盗難に遭ってしまったんだそう。

※平井寺峠〜県道と平井寺トンネルの開削によって峠の位置は変化している。往時の峠は富士嶽山の山際上段に位置していた。

※辿り着きたいていう情熱〜基本的に日本全国、中世山城の殆どは未整備(山林等)であり、純粋な登城目的の道が付いている方が稀である。従って自分で何とかするのだ。訪ねているのは埋蔵文化財であり、観光資源では決してない。

※登り返して元来た支尾根を辿って帰る始末〜疲れているとは思うんだけど、再び登る事を嫌って高度を下げたらあかん…経験上、悲惨な結末しか待っていない。

※殿城山〜標高1266.3mの独鈷山の別称だ。

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