鳥羽城

鳥羽城([長窪城  周辺城郭])

長窪城 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「鳥羽城」の地図・口コミがご覧頂けます。

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鳥羽城の口コミ情報

2021年01月07日 内記かずりヾ(・ε・。)


さてさて一回で納めようと思ったけど、前回は登城の苦労を書いてたら字数があっという間に足りなくなってしまったのでその続きなり。

物凄く頑張って城域に入ったんですが、お城は長い年月を掛けて甘々になっていて、死ぬ程努力したのに「労を多とする。」とだけ上司に言われた時と同じ気持ちにさせてくれます。見所は堀切の1条と主郭部の段々ぐらいでしょか。ただ縄張図外に結構な竪堀が確認出来ます。面白いのはこんな山の中なのに小屋掛け出来そうなぐらいの広めの削平地があること(住みたくはない。)。そしてびっくりすることに城址碑があることです。しかもただの城址碑と違いまっせ〜宝暦四年(西暦1744年!)福島某によって建てられたもので「鳥羽氏先世塁址」と刻まれてます。

築城年代は不明ですが、築城者は鳥羽氏と考えられ、天文年間には福島肥後守という方が城主だったらしく、この方は天正壬午の乱の際に依田信蕃に従い岩尾城攻めで討死しているそうです。城址碑を建てたのは福島某なので、この福島姓は鳥羽氏に連なる者が改姓したと考えてよさそうです。じゃなきゃこんな山の中に墓石大の石を持ち込んで先祖が築城した城跡を明らかにするなんてことはやらないでしょう。

帰りは行きに辿った道?を戻りたくなくて主郭部から南西にある尾根筋を直下山することを迷うことなく決断、登れば急坂でしょうが帰りは比較的すんなり麓まで下りてこれました。所用25分位(行きは2時間位)でしょか。ところが依田川の急流が行く手を阻み駐車場所に戻れない…結局橋を探すのに南下すること50分…河川敷を歩いたり、再び山に入ったりの繰り返しで疲れがピークに…最後までおいらを苦しめてくれました。登城中に見つけた祠に「こにちは〜」ぐらいの挨拶しかしなかったのが原因すかね…それでもお山はおいらを無事に日常に帰してくれた!となるとやっぱり神様はいるのです。

※安全なルートを開拓しましたが、説明出来ないし、自分しか判らないと思うのでそれはパス…城友さんすまない。

2021年01月04日 内記かずりヾ(・ε・。)


鳥羽城は長窪城の北東約3.4km、国土地理院の地図にも記載がある標高843.8mの鳥羽山山頂に主郭が存します。西麓からの比高は290m位でしょか。鳥羽山は登山道が無い上に西麓に急流の依田川が流れており、橋梁が極端に少なくアプローチに苦慮するお山です。

行き方はGoogleマップに位置登録されている北麓の龍福寺を目標に設定して下さい。敷地内に鳥羽稲荷大明神てのがあるので、この背後から延びる尾根から取り付きます。

自分の今までのリア攻め史上最大の恐怖と苦労を味合わせてくれたのがこの鳥羽城です。低登山ではありますが、装備はある程度のクライミング出来る格好を…自己確保が取れる技術がある方は保険を掛けた方が確実でしょう、お城廻りで滑落したら洒落になりません。本当に山登りが嫌いだわ…

まず尾根筋を登って行きますが、最初の平場に出るまで松枯れで倒木が凄まじいです。傾斜はそんなに無いのですが無駄な体力を消耗します。道案内は鹿の足跡…城域まで連れてってくれますねwそして平場を過ぎると最初の急崖に…幅はあるので左右に落ちる心配はないのですが、ポイントを考えながら登らなければならず必要なのは体力と技術と精神力と想像力…

この急崖を登り切ると稜線上に到達、最初に城域に入ったと勘違いするポイントですがただの岩場です。更に細尾根を経て急崖に…泣きそうになります。この急崖を登り切ると祠がある削平地に到達、遂に城域に入ったと確信して城友さんにLINEしましたが「主郭には城址碑があるよ。」との無情の返事が…サポートTHANKS!此処じゃなかったぜ、気持ちを取り直して高みを目指して更に南進、今度は下るじゃねーかっ!

そして現れたのは最大の難所、人一人がやっと通れるぐらいの痩せ尾根が30mぐらい、途中には御丁寧にも岩場が付いちょる…右はほぼ垂直の断崖、左は急崖、落ちても即死にならないように左を意識して進みます。岩場では身体が恐怖で震えちゃって能力がちゃんと使い切れない…情けなくも岩場に抱き付くように乗り越えました。

この後に待ち構える急坂を登り切れば城域にやっと入ります。騙される擬似城域が二箇所…登城路を参考にさせて頂いた先人様も初アタックでは勘違いしたらしいっす。

お城の続きは次回に…

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