弥六城
弥六城([横尾城 周辺城郭])
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弥六城の口コミ情報
2021年03月06日 内記かずりヾ(・ε・。)
弥六城は横尾城の西北約5.8km、標高約970mの山塊中腹に主郭が存します。西麓の長野県道35号線からの比高は180m位でしょか。
行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。お城の西麓、登城路入口付近には広めのチェーン脱着場があるので此処に車を捨てましょう。県道を挟んで反対側に登り石垣の様な構造物がありますのでこれが登城路入口となります。
お城までは一応道らしきものが付いてます。登り始めて3分位すると土留めの石積みの付いた段郭状の平段にぶち当たります。この上に道が続いていて登って行きたくなりますが此処からは北へ進路を変えて下さい。こちら側にも薄っすらと道が付いてますので、竪堀に到着するまでは斜面を登って行かないようにしましょう。竪堀からは城域に入りますので後は上を目指すだけとなります。が、このお城は山塊中腹の斜面に5段の郭を設けた縄張で、城域に入ってからも結構登り続けるので面倒っすね。
お城は謎に満ち溢れています。尾根上に築かれる事が殆どな信濃の山城ですが見事に尾根を外してます。5段の郭があると先に述べましたが、現況は朔平が甘くて4段目までは正直よく判らん♪郭としての独立性が保たれていない感じなんでしょかね、普通に追っていけないです。
謎なのは石積みが結構残っている事です。信濃のお城の神はこの石積みに懐疑的ですが、確かに登城路入口付近のものは後世の桑畑の土留めっぽい(ただ現地に赴くとそうとも言い切れないのさ〜狭く密集してたり登ってたりする。)のですが、城域内のものは結局誰も答えを見出せないと思います。ただ4段目の郭のものは石塁状に石積みが付いてたりもしますので往時のものなのかなと思いました。主郭には薄っすら土塁、背後にはたぶん自然地形に手を加えたと思われる横堀が、斜めに高低差を持って重なる様に2条付いていて山側を遮断しています。又、主郭から更に登るともう一段削平地があって土塁らしきものが確認出来ますが縄張図から外れますので参考まで…
お城の西麓の県道は地蔵峠(新と旧がある。)に至り、上田と松代を最短距離で結ぶ峠道です。真田信之の松代移封の際にも使われ、このお城付近が境目だったと思われます。西麓は江戸時代においても番所ぐらいあっても全然不思議じゃない場所ですが、まぁお城も含めて謎にしときましょう。