洗馬城
洗馬城([横尾城 周辺城郭])
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洗馬城の口コミ情報
2020年05月14日 内記かずりヾ(・ε・。)
洗馬城は横尾城(尾引城)の西北約1.7km、洗馬川と傍陽(そえひ)川の合流点の北側にある南方へ張り出す山塊支尾根上、標高約799mのピークの一つに主郭が存します。南麓からの比高は100m位でしょか。立地は松代道と洗馬道を眼下に見下ろす重要な場所でもあります。
築城時期、築城者とも不明ですが、応仁二年(西暦1468年)に村上氏に攻められた記録(千葉城と書かれる。)が残っているそうで、その後はたぶん位置関係から横尾氏の持分でしょうか。そして横尾氏の没落後は、真田郷の領有を武田氏から認められた真田氏の属城の一つとして整備されていたようです。
行き方はGoogleマップに位置登録されている東信森林管理署真田森林事務所を目標に設定して下さい。この事務所の西側に登城路入口があり、付近にある響田足玉神社には駐車する事も出来ます。
お城は比較的緩やかに、段郭の合間を縫って行く感じで何とも素敵な気分に浸れます。主郭に至るまでには2条の堀切も確認され、登城路は本来の大手道を踏襲してるものと考えて間違いは無いと思います。又、途中実に素晴らしい長大な竪堀も残されていますのでここは見落とさないようにしたいものです。主郭は削平具合も見事で土塁付き、切岸には石積みもあったように思われます。主郭からは北側と北西側に堀切が切られ、特に北西側のものは自然地形に手を加えたと思われる大きなものとなっています。これを沢跡と解する方もいらっしゃいますが、沢は山の頂部付近からは流れないので堀切として加工されたと判断してよいと思います。
真田ブランドの素敵なお城の一つです。主郭まではよく整備されており気軽に楽しめるのも魅力です。距離も近いし、横尾城(尾引城)をリア攻めの際は是非訪ねてみて下さいまし。