市の町砦

市の町砦([真田氏館  周辺城郭])

真田氏館 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「市の町砦」の地図・口コミがご覧頂けます。

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市の町砦の口コミ情報

2024年09月27日 内記かずりヾ(・ε・。)


さて、今回は、みんな大好き真田ブランドの後付けを持つ砦の口コミっす。皆さんの興奮する顔が眼に浮かぶぜ、真田の名前を書いて六文銭入れときゃ、キーホルダーやコーヒーカップ、ボールペンだって飛ぶ様に売れるんだから(暴言…)。その砦の名前は市の町砦、やったー♪そう、真田が人数入れたあの砦っすよっ!えっ、何それって?…

…(; ・`д・´) まさか知らない…

…ヾ(・ε・。)まぁ、いいや…

…知らくても皆さんの城廻りLIFEには何の影響も及ぼさないからね。知ったとしてももやもやするだけだからむしろスルーする方が正解なのかもしれないし…

市の町砦は真田氏館の南南西約8.3km、千曲川南岸(左岸)、依田川東岸(右岸)、標高約502mの段丘台地北縁部上平場に立地する砦です。西麓の国道152号からの比高は25m位でしょか。但し、段丘台地上に上がれば此処からの比高は無いに等しい。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。車の捨て場所は己れの持つ器量で何とかしよう。ちなみに該地の南側、城域にぶつかる農道に捨てるのだけは遠慮しといた方が無難、過去3回の訪問経験があるが何れも畑の主が作業中であった。

築城年代、築城者は不明です。砦は、天正十三年(西暦1585年)、第一次上田合戦、通称、「神川の戦い」の際に真田勢が利用した事で知られている。但し、真田氏の築城とは考え難い。該地の塩川が同氏の差配の下に置かれるのは天正壬午の乱の際であり、砦の向きも明らかに北向きである。

天正十三年八月二日、神川で打ち負けた徳川勢は、同じ真田氏館のリア攻めマップにある陣馬砦を本陣として人数の立て直しを図り、八月三日には真田方、長窪城のリア攻めマップにある丸子城に攻め寄せる。ところが城主の丸子三左衛門は堅固に守り、市の町砦に陣を敷いた真田勢の後詰に牽制された事もあり、二十日間余りの城攻めは行き詰まりを見せ、井伊直政等の人数を待ちつつも八月二十八日には丸子表から小諸城に陣払いした。地味ながらも後詰の役割を立派に果たした砦てな訳だ。

天正十三年八月廿六日、岡部彌次郎宛、徳川家康感状案には、「今度於丸子表、手砕働之儀感入候、殊ニ其方家中之者モ無比類之由、是又神妙ニ候、則首尾ニ合者等感状遣候、彌無油断軍忠専一候、猶村上彌右衛門尉可申候、恐々謹言、」とあり、徳川家康は、敗軍にも拘らず、丸子表における岡部彌次郎とその家中の者の働きに対して感状を発給している。同時期、同様の感状は各人宛に多数発給されており、家康が家臣団等の慰めに腐心していた事が判る。

城域は段丘台地が北側へ向けて小さく張り出す部分に展開する。殆ど単郭の縄張だが、要害地形を活用しており、東西は崖地と言ってよい程の急峻さである。主郭には塩川市乃町神社が鎮座、城郭遺構は見出せないが、南辺に連続する台地上を断ち切る堀切の存在が推測されており、現在、用水路が通る横堀様地形は堀形の一部であるとも考えられている。

「長野県町村誌」に添付された絵図を見ると、城域外南側には、「シラヅカ(白塚)」と呼ばれる土盛りが描かれている。現在はすっかり平らげられてしまっているが、畑中には古い五輪塔の集積が残っている。討死した者を弔ったんだろうか。

※過去3回の訪問経験〜いつもカメラのバッテリー切れでまともに写真を撮った事が無かった。ちなみに今回は藪蚊の襲撃を受けて10箇所以上は刺されている。

※丸子〜上田市の場合は「まるこ」と読ませる。

※岡部彌次郎〜「岡部の黒鬼」と称された、後の大垣藩藩主、長盛の事である。

※神川で打ち負けた徳川勢〜立て直しを図って丸子城に攻め寄せた三河武士等も褒められるべきだろう。後世、喧伝されるような戦いの結果(徳川勢の手酷い損失…)も実際は違うのかもしれない。

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