夏目田氏館
夏目田氏館([真田氏館 周辺城郭])
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夏目田氏館の口コミ情報
2022年03月14日 内記かずりヾ(・ε・。)
たまには山城でなく居館なんかをほっこり口コミ〜
夏目田氏館は真田氏館の南東約8.0km、采女沢川東岸(左岸)、標高約543mの段丘台地緩斜面上平場に存した居館です。
行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。が、居館の敷地の一部は長野県東御清翔高等学校のグラウンドに現在重複しています。
築かれた年代は不明、お住まいになられていたのは夏目田氏です。長野県町村誌には里伝から「夏目田左近将監国平、居住の地と云ふ。」と記述があります。夏目田氏は不明ですが、夏目氏は信濃国更科郡夏目邑を発祥の地とする清和源氏村上氏流で、村上判官代為公の孫、国忠が頼朝の奥州征伐に従い功を立て、信濃国更科郡夏目郷、同伊那郡夏目郷の地頭職に補任され、その子左近将監国平が夏目郷に居した事から夏目氏を称しました。里伝の夏目田左近将監国平と同一人物かと思われますが、その居館が何故遠く離れた小県郡に存したのかは解りません。上記の説が正しければ、旧制中学の生徒が数学教師の眠る蚊帳の中にイナゴを投げ入れる小説、坊っちゃんで有名な夏目漱石の祖先が居していた事になりますね。
居館の現況は耕作地、長野県東御清翔高等学校のグラウンド等となっています。居館の敷地範囲を特定する事は難しいのですが、采女沢川を西辺の堀とし、南辺をグラウンドの南端、北辺を耕作地北側の舗装路(つまりは堀跡と推測する。)と考えるとすっきりします。
あゝ野麦峠でも城友さんから指摘されましたが、まるで坊っちゃんを読んだ事があるような書きっぷり…が、実は一回も読んだ事ありません。この辺りの文学的アイデンティティが欠如しているまま社会人になってしまいました。大人になると恥をかく事も多々ありますし若い時の読書って大切ですね。