大崎城(長畑城)

大崎城(長畑城)([仁科城  周辺城郭])

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大崎城(長畑城)の口コミ情報

2025年03月06日 内記かずりヾ(・ε・。)


さて、今回の口コミはお城好きてよりは発電所マニアに捧げやす。たぶんダムマニアでもイケるかもしれん。一風変わった山城の成れの果て、大規模建築物に分断された縄張に萌える人は萌えるんだろう。

大崎城(長畑城)は仁科城の南方約7.5km、北アルプスの最前衛山塊を構成する一山、標高984.1mの山稜山頂から南東へ伸びる尾根下段上、標高約802mの小ピークを中心に立地する要害です。東麓の長野県道306号、有明大町線からの比高は95m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。取り付きは南東麓、市道の十字路に面する尾根末端部からとなり、大きな獣柵ゲートを開けてお山に入る。但し、山道の初っ端は低雑木が成長中、道筋は冬場でもやや消えかかっている。判らなくなったら適当な場所を選んで適当直登しよう。そっちの方が楽かもしれん。ちなみに車は路肩に捨てても大丈夫だ。

虎口を形成していたと思しき岩場を抜ければ比較的楽に、すんなりと城域に入るが、城域の央部には「レゾナック・グラファイト・ジャパン常盤発電所」が取水する砂沈池がぽっかりと穴を開けており、主郭部に至るには砂沈池脇の山尾根の斜面を長くトラバースする必要がある。山城の改変(破壊に等しいと考えるが…)としては全国的に見ても非常に珍しい事例だが、文句を言える立場には当然ないし言うつもりもない。

築城年代は不明、築城者は仁科氏被官衆の一氏、清水氏が推測されているが、同氏については別の機会に譲る。

謂わゆる安曇野の「西の山」には、南北に、北から順に、大崎城、清水城、西山城、観勝院山城、布上城、小岩嶽城、岩原城(全て小岩嶽城、もしくは中塔城、仁科城のリア攻めマップにスポット登録されている。)と要害が建ち並んでおり、個人的には、何れも府中小笠原氏に対する備えとして、室町時代、特に文明年間(西暦1469年〜1487年)、もしくはその前後に当たる時期に築かれたものだと推測している。これ等、城砦群は全て近世の仁科街道に順ずる中世の道筋を前にしており、府中小笠原氏への対抗上、関係を深める、安曇郡住吉庄に拠った西牧氏との連絡を図る上でも特に重要視されていた事であろう。

縄張の央部は想像すら出来ないけど、城域の南端部と主郭部は比較的に原形を留めているように思う。北端部はひょとしたら重機による損壊があるのかもしれん。全体的にはファジーな印象、主郭には薄っすら土塁、主郭北側山側背後の堀切はイケてるも、堀系に関しては総じて埋まり気味、素人には判別が付かないものもある。腰郭や段郭の一部に城砦感を求めるのが精一杯だ。

砂沈池の部分で山尾根はばっさりと削り取られている訳なんだけど、往時はこの部分に段郭が執拗に設けられていたんだろう。比高が低い事から山麓からでも縄張が判る壮観な山城だったとは思う。それだけに何があったのかぐらいはせめて知っておきたかったなぁ…

おいらは自分の事を寛大なタイプのめぐら〜だと思ってる。意味の無い毀損は許せないけど、その場所が必要とされるのなら改変も致し方無い事だと諦められる。この砂沈池は発電だけに使われるものではなく、あくまでも旧昭和電工が建設した、全国的にも例が無い巨大な水利システムのほんの一部である。即ち、後立山連峰の盟主、遠く鹿島槍ヶ岳の小冷沢から導水された水は、青木湖湖畔の青木発電所に取水され、導水管は更に南下し該地の常盤発電所に水を送り、最終的には東行した後、犀川河畔の広津発電所が取水、余水は犀川に流れ込む。その間、22箇所に設けられた取水口から生活用水と農業用水がそれぞれの各地域に配水され、特に降雨量が少ない時には発電所の取水量を制限して田地の灌漑等を優先する。そう、この水利システムは今も絶大な恩恵を周辺地域に与え続けているのだ。事実、平成六年(西暦1994年)に発生した全国規模の異常渇水の際には大町市とその周辺地域が受けた影響と被害は最小限に抑えられている。役割を終えた大崎城からすればさぞかし本望だろう。

※基本的に藪城だと思う。

※水利システム〜着工は昭和十二年(西暦1937年、完成は戦後暫く経った昭和二十九年(西暦1954年)である。導水管(ほぼ地中埋設だ。)の総延長は36km、高低差は約700mにも及ぶ。真のエコてこういうシステムの事を言うんだろう。木造リングなんかに血眼になってる場合じゃないわさ。

※写真③は砂沈池を上段から撮影したもの。余水吐は三日月堀だwちなみにこり以上近付くのはとても無理な話…

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