式部城
式部城([望月城 周辺城郭])
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式部城の口コミ情報
2021年11月07日 内記かずりヾ(・ε・。)
I'M PROUD TO INTRODUCE THIS CITADEL TO YOU!!!
式部城は望月城の南東約3.6km、布施川の西岸、小諸沢の谷筋に沿って北東へ延びる山塊尾根端部上、標高約806mのピークの一つに主郭が存します。北麓の舗装路からの比高は65m位でしょか。
行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。取り付きは城域外北側の山裾に沿って延びる林道を進み、墓地を抜ける山側へ入る道を登るのが判り易いと思います。改変で無ければこの墓地の途中から既に城域だと思います。
築城年代、築城者は不明です。築城者としては式部氏とか布施氏の名が挙がったりしますが、お城は戦国時代に短期間で築かれたと思われる縄張で纏まりが良く、古いお城を改修したとも考えられないので疑問です。地元の方が伝えるように阿江木依田氏、相木氏の手によるものだと自分は推測します。
お城は大変素晴らしいっす。尾根筋を多段の段郭で守り、主郭には高土塁、主郭南側山側背後を4重堀切+竪堀でぶった斬り、この堀切+竪堀が素敵極まりなく、ただの堀切+竪堀に終わっていません。中土塁端部には多段の小郭が設けられたり、特に竪堀は東側で複雑(ピンボール台みたい。)に集合し最終的には1条の大竪堀に集約されたりして極めて技巧的…しかし!このお城におけるかずり推しは尾根筋の多段の段郭でして、そのエッジの立ちまくった切岸の美しさは信濃でも屈指でしょう。又、主郭の大土塁は竪土塁となり通称2郭の南側山側背後を堀切と共にカバー、主郭部には石積みなんかも部分的に付いていたようです。
実はこのお城、自分が現況佐久No.1の山城と信じて疑わない日向城に規模やコンセプトがそっくり。信濃における武田氏被官時代の依田(蘆田)氏や相木氏の所領は完全に特定(武田氏は国人領主に諸事情から替地をよく与えている。)する事が難しく何れも本領から距離が離れているんですが、蘆田氏と伴野氏の横沢を巡る所領訴訟問題が文書で確認出来たりする事から、日向城、式部城の両城が蘆田氏や相木氏と関係するお城である可能性が無いとは言えないと思います。
色々面倒な事書きましたが、答えの出ない事を考える必要も特に無いのでお城を純粋に楽しむのが正解でしょう。望月城に来る事がありましたら皆様も是非訪ねてみて下さいまし。
2021年01月30日 赤かぶ【】
式部城の行き方として中部横断自動車道佐久南ICから国道142号を諏訪・白樺湖方面へ約7.2km走って行くと布施温泉入口の交差点があります、そこから県道150号に入って下さい。道なりに約3.5km先右側に入った所に式部公民館がありますのでそこを目的地にすると分かりやすいです!式部公民館はGoogleマップにも登録はされております。
今回車は公民館の駐車場をお借りしました。
公民館の向かいには式部氏居館の案内板・土塁・土塁の上に祠が住宅地の中にひっそりと残っています。
登城口ですが式部氏居館西側の路地を南側に歩いて行きます、しばらく行くと白い物置小屋が見えます、その脇が登城口になっています!
登城口からパッと見竪堀?!って思う山道を上がって行きます。上がりきると墓地に出ます、山側へ登って行くと切岸が見えて来ます。ここから本格的な城域に入ったな~と感じます!
主郭まで段々の郭で構築されております。
各切岸も鋭い上に高さがあるので登り易そうな所を見つける為に郭中を歩きまくりました(笑)
二の郭は特徴的で主郭をコの字で囲んで形成されてます。また主郭方向の切岸周辺には大量の石がありました。石積みの名残りか投擲用の石かもしれません。
二の郭を登ると主郭です☀︎北側に祠・南側には土塁を見る事が出来ます!
さらに主郭背後(南側)にはこのお城の最大の見せ場 四重堀切を見る事が出来ます♬︎
四条それぞれ深さは異なりますが、しっかりと残っていますので時が経つのを忘れ見入ってしまったほどです♬︎
お城の近くには日帰り温泉施設もありますので、寒い季節は冷えきった身体を温め♪暑い季節は汗を流して♪行かれるのも良いかと思います☀︎
① 登城口
② 最初に現れる切岸
③ 主郭北側の祠
④ 主郭南側の土塁
⑤ 2条目の堀切
⑥ 3条目の堀切
⑦ 4条目の堀切
⑧ 主郭側の堀切