上小田切城

上小田切城([龍岡城  周辺城郭])

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上小田切城の口コミ情報

2026年06月05日 内記かずりヾ(・ε・。)


上小田切城は龍岡城の西南西約5.0km、片貝川北岸(左岸)、標高910.9mの山稜山頂から東南へ伸びる尾根下段上、標高約838m地点の平場を中心に立地する砦です。南麓の長野県道121号、上小田切臼田停車場線からの比高は60m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。取り付きは同じく位置登録がある「山の神神社」からがベスト、車も路肩に捨てられる。此処からは傾斜の緩い一本尾根となるので迷う事は無いだろう。但し、もうお山に入る人はいなくなってしまったのであろう、山道が放棄されて久しく既に自然に還っている部分が散見される。藪漕ぎが必須となるのでその覚悟だけはしておこう。

築城年代、築城者は不明としたい。縄張から室町時代の築城と思われるが、この時期における在地領主層の存在が不明である。

該地の佐久郡小田切は、滋野姓海野氏の当主、幸氏の子、尭元が平安時代の末期に拠った所であり、同名は在名を取って小田切氏を称している。「吾妻鏡」によれば、建久元年(西暦1190年)十一月大七日辛亥朔、権大納言兼右近衛大将に叙せられた事を以て上洛する源頼朝に従う後陣隋兵の行列、卅六番の内に小田切太郎の名が見える他、同六年(西暦1195年)三月大十日丙戌朔、奈良東大寺供養参列の為の御隋兵の内にも小田切太郎の名が見える。又、承久三年(西暦1221年)六月、承久の乱における「六月十四日宇治橋合戦、越河懸時御方人々死日記」の内に小田切奥太の名が見え、同名は宇治川を渡る際中に討死したようだ。

嘉歴四年(西暦1329年)三月、諏訪社上社の神事に勤仕する武士等の結番を定めた鎌倉幕府下知状案には、「流鏑馬、大井庄内長土呂郷、薩摩五良左衛門尉(親宗)、付同庄内塚原地頭等并小田功(切)左衛門尉知行分、」とあり、佐久郡大井庄内に小田切左衛門尉の知行地が依然としてあった事が判るが、知行分のあった郷村名が不明である。色々と問題はあるが、後の天正二年(西暦1574年)三月甲戌吉日に書かれた「佐久大井氏由緒」によれば、「平賀之事」として「小田切郷」が書き上げられており、室町時代における大井氏の認識では平賀を構成していた一郷である。何れにせよ、当時の小田切は大井氏の差配が及ぶ所であったと考えられ、その下で小田切氏が在地も含めてどのような処遇を受けていたのかが不明である。

縄張図を見ると2郭で構成されており、主郭の北面下段を中心として半弧を描く二段の腰郭を別に設けている。城郭遺構としては主郭部を挟んだ2条の堀切と土塁が確認出来るのだが、堀切は何れも埋まり気味、土塁も主郭のものはそれと判断出来ない。ちなみに縄張図に描かれる山尾根上の長大な遮蔽土塁は非常に問題があると思う。

念仏を唱えながら踊りまくるていうどちらかていえば相反する所作を一纏めにした謎のダンスが念仏踊りだて思うんだけど、その発祥となった地が小田切だ。即ち、弘安二年(西暦1279年)から翌年にかけて、善光寺を参詣した時宗の開祖、一遍智真は、叔父である河野通末の菩提を弔う為に配流先であった佐久郡伴野庄に入り、同庄内市庭在家において別時念仏を修したりしたんだけど、この際に小田切に立ち寄り(武士の「屋形」に逗留したようだ。)、踊り念仏を初めて世に広く行った。国宝に指定さりている「一遍上人絵伝(遊行上人伝絵巻)」にはこの時の様子が描写されており、画中には「小田切里」の文字が確かに書かれている。皆さんも小田切を訪ねる際には「南無阿弥陀仏」を唱えながら踊りまくる事にしよう。

※現況からしか判断出来ないけど、尾根末端部に位置する山の神神社は、外郭、もしくは湯原への道筋を押さえる番所のあった場所だと考える。

※城域の東半分は結構な藪だ。

※平賀を構成していた一郷〜或いは大井氏の分流、平賀氏の知行地を意味しているのかもしれない。

※一遍智真〜一遍上人は、承久の乱によって没落した河野氏を出自とする。つまりは伊予の水軍のアレだ。但し、既に十歳の時には仏門に入っていたそうだから武家としての活動は無い筈…ちなみに全ての所有物を徹底的に捨てた事で「捨聖」とも呼ばれる。「銭聖」て呼ばれるおいら(金の亡者、守銭奴、食欲、物欲の権化とも…)とは対象的な存在だ。

※「捨聖」になりたい方は全ての所有物を捨て去る前に必ずかずりに伝言してくらさい。現金、株券、証券等のみの引き受け先になりやす。何としても皆さんのお力になりたい…南〜無〜((((*¯ー¯*)

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