鐘突狼煙台
鐘突狼煙台([花岡城 周辺城郭])
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鐘突狼煙台の口コミ情報
2025年11月04日 内記かすりヾ(・ε・。)
さて、全国108万人の煩悩抱えた鐘撞き野郎の皆さん、お待たせしやしたっ!ワクドキでしょ〜そう、今回の口コミはみんな大好き「鐘撞」地名の御登場っすっ!お城好きならその意味を知っていて当たり前の地名、城郭用語としても「埋門」と並ぶ人気ワードの一つであり、城郭検定3級の試験問題には毎年必ず選ばれている…っぽい雰囲気を醸し出しながらも実はそうではないよとの指摘もある…んだけどはっきりさせる事も難しいとのある筋による見解が発表されたらしいて噂を夢の中で誰かが話しているのをかずりはレム睡眠中に耳にしている。
鐘突狼煙台は花岡城の西南西約2.2km、天竜川東岸(左岸)、標高760mの河岸段丘台地上平場を中心に立地した狼煙台の類いです。現在、該地に残る「鐘突」の小名は分割された散在地となっているが、「該当字地名は三ヶ所に分かれているが元々は連続したものと思われる。」て信濃のお城の神は仰られている。
行き方は…リア攻めマップを参照して該地を特定しよう。付近に目標となるものがありまてん…とりまGoogleマップに位置登録がある「シンセイ機工」が当座の目標にはなるだろう。車はそこら辺に捨てられる。
築かれた年代、築いた方は不明です。知ったところでどうすんのレベルの話だ。伝達経路すら想像したくないが、最も近い狼煙台となると、同じ花岡城のリア攻めマップにある橋原の火とぼし山砦であろうか。但し、該地とは約1.5kmの直線距離があり、山上に鐘の音がはっきりと聞こえるのかはよう知らん。何れにせよ、諏訪郡に拠った勢力によって利用されたのは間違いの無いところだ。
当然の知識で烏滸がましいんだけど一応説明…「鐘撞」は、中世に武士等が狼煙の替わりに陣鐘等を用いて情報の伝達を行っていた場所を示唆する地名、時間帯や天候不順によって不通となり易い狼煙よりは鐘の音で報せる方が遥かに有効な場合もあった訳だ。一心不乱にブラストビートを叩きまくる雑兵を想像すると自然と心拍数もBPM120を余裕で超えて来るぜ。
城砦としての加工を一切必要としない鐘撞の場故に探索自体が全く無意味な行動だ。「鐘突」の小名の範囲は意外にも広く、東側は山裾を南北に走る中央自動車道、西側は天竜川河畔の一般住宅地にまで及んでおり、薄過ぎる物件にも拘らず探索者をイラつかせるのには十分な現況だ。一応、真面目に最上段まで上がってみたけど視界が少し広がっただけ、だからどうした状態に陥いる。とっとと帰る事にしよう。
該地の北北東約1.0kmに鎮座する洩矢神社の祭神は、諏訪地方の国津神、洩矢神である。神話の世界の話なので詳細は語らないが、建御雷神との出雲の国譲りに敗れて逃れた建御名方神が、州羽(諏訪)の海に至った際にこれと争ったのが洩矢神だ。建御名方神はこれに打ち勝ち、諏訪の地に根差し、後には諏訪大明神として盛大に祀られる事になるが、この時の争いにおいて洩矢神が御座した場所を洩矢神社の旧地(現在地よりも西方、天竜川の畔に鎮座していたらしい。)とする江戸時代の資料がある。又、同川の対岸に鎮座する藤島神社は、藤島明神(諏訪明神)の御座した場所と伝わり、争いは両社が相対する天竜川の畔で繰り広げられたと解釈されている。洩矢神が争いに打ち勝っていたら諏訪大社も存在しなかった…等と妄想するのも個人の勝手だ。
※洩矢神社〜口コミはしないので同じ花岡城のリア攻めマップに史跡としてスポット登録だけしておく。又、洩矢神が居したと伝わる、「洩矢大神御舊趾(こちらは現在地よりも東寄りだったらしい。)」て呼ばれる物件が直近に位置しているのでこちらの方もスポット登録だけしておいた。ちなみに両者の移動は中央自動車道の建設に伴っている。罰は当たらなかったんだろうか。
※国津神〜元々から地上に土着していた神々の総称である。
※洩矢神〜争いに敗れた洩矢神は、建御名方神に従う事となる。諏訪社上社の神長官家、守矢氏は洩矢神の後裔とされている。









