猿が城砦
猿が城砦([青柳城 周辺城郭])
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猿が城砦の口コミ情報
2026年03月05日 内記かずりヾ(・ε・。)
さるるるるー⊂((о∂⊥∂о))⊃
さて、今回は城名に「猿」が付く物件の口コミっす。兎に角、「鬼」とか「猿」はヤバいのら。名称だけでも察しが付くだろう。そんな感じの険しい場所に立地している事が殆どなのら。人里から隔絶した山中の一点、その占地を理解する必要なんて全く無い。選んだ当人にしか解らない拠の無い事情てやつだ。そう、考えるよりも感じよう。城跡に辿り着いてから文句を言うなよな、基本的にリア攻めに成果を求める必要が全く無い。この手の物件は訪ねる事自体に意義があるのら。
猿が城砦は青柳城の西南西約7.3km、犀川東岸(右岸)、潮沢川北岸(右岸)、安曇野市と東筑摩郡筑北村に跨る小山脈中の一山、標高906mの通称、岩州山山頂から南西へ伸びる尾根稜線上、標高約848m地点の岩場に立地する砦です。奥山中の奥山なので基準点を選ぶのに難しいが、南麓の国道403号からの比高は245m位でしょか。
行き方は…説明すんのが面倒なんで登山系アプリ等で「岩州公園」の登山記録等を参照して下さいな。安曇野市の同公園は皆が想像するような一般的な公園ではないんだけど、公園を縦断する山道はお手軽なトレッキングコースとして知られており、砦はこのコース上に位置している。ちなみに同コースの案内板には「猿ヶ城跡」として記載があり、公園の「みどころ」の一つにも選ばれている。
補足しておくんだけど、車が「岩州公園→、六地蔵→」て書かれた緑の案内板の立つ場所まで入る。此処に車を捨てて残りの道程を徒歩で登れば楽が出来るだろう。普通車でも頑張れるしこの場所での転回も十分に可能だ。
2回目の訪問だ。今回はかなり楽をさしてもらったんだけどそりでもだるいよ。高度は十分に稼いでいるとはいえ、徒歩で進む距離は2.2km位だろうか。道は基本的に細尾根の岩場に設けられ、崩落箇所なんかもあったりするんだけど難しくはないと思う。ちなみにコースの途中には同じ青柳城のリア攻めマップにある高松薬師城が立地、こちらの方は案内板に記載が無いんだけどそれなりに普請された割とまともな物件だ。
築城年代は不明、築城者は丸山氏です。同氏は仁科氏の分流だが、語る場所が腐る程あるので詳細については別の機会に譲りたい。
登城はだるいんだけど、岩州公園はその名称のとおり山中の岩場に設定さりた公園だ。コース上には、「蛇岩」、「白州岩」、「投越岩」、「烏帽子岩(猿が城砦)」、「三か月岩」、「不動岩」等の奇岩を見る事が出来て説明板も豊富、景色も含めて割と飽きない山道だと思うさ。
砦は…もう何て言ったらよいんだろう。たぶん殆ど普請されていないと思う。三方を登頂不能の絶壁とした険し過ぎる岩場の上の逃げ込み城であろうか。さもなければ単なる狼煙台や物見台の類いだ。不定形、不安定、狭小な平坦地が唯一箇所、他に城跡を想起させるものは何も無い。信濃のお城の神は縄張をかなり大きく捉えており、岩場の北側下段には土塁付きの2つの郭を想定していたりもするが、個人的には単なる地すべりの痕だと思っている。最も城郭遺構らしく見えるものは岩場の南側下段に見られる切通し…贔屓目に考えて虎口と言えなくもないが、やはり地形ありきのこじ付けに過ぎないんだろう。ちなみに城域内からは京ヶ倉、同じ青柳城のリア攻めマップにある丸山(日岐)氏の要害、日岐大城がよく見える。
信じられないかもしれないが、砦まで登って来た道は善光寺道の一つである。南麓の潮沢川沿いの善光寺街道に合流する間道が蛇抜け等により不通となる事が度々であり、その際に行人等はこの小山脈を縦断して本街道へと合流した。道筋は、潮沢谷から山中に入り、猿が城砦の脇を抜けて北行し、標高1007.5mの修験道の行場、岩殿山の東側に位置する萱野峠を越え、更に山中を進んで寺沢に沿って山を下り、岩殿寺へ抜けて麻績川に沿って東行、竹場(越道)を経た後に善光寺街道の宿場、麻績宿へと辿り着く。航空写真等で見るのが手っ取り早いが、想像を絶するような険しい山道が善光寺街道の裏道の一つとして利用されていた訳だ。ちなみに今年の夏場にこの古道を歩くつもりなんだけど、一人じゃ怖いし寂しいんで同行者を募ってやす…
※萱野峠〜幕末期に薩摩藩や長州藩との交渉等に活躍したイギリス人通訳にして後の駐日大使、アーネスト・サトウが越えた事でも知られる。親日家で趣味が登山だったらしい。
※前回訪問時の写真も供養しとこう…ちなみに西側に落ちたら死にやす。
※写真④、中央の影が落ちてる山稜が日岐大城っす。









