荻原城(塩川原城)

荻原城(塩川原城)([小岩嶽城  周辺城郭])

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荻原城(塩川原城)の口コミ情報

2026年04月03日 内記かずりヾ(・ε・。)


さて、解っちゃいるけどおいらを常に悩ませる問題の一つに「荻と萩」がある。文字をパッと見で感覚的に捉えるおいらにとってはこいつ等の区別が付き難いのだ。例を挙げるとするならば、長きに亘り「萩城」は「おぎじょう」だったし、「萩の月」はごく最近まで「おぎのつき」であった。今回、紹介する物件はそんな個人的難読文字、「荻(おぎ)」を名称に含む砦規模の要害、何度か確認したので間違ってはいないと思うさ。

荻原城(塩川原城)は小岩嶽城の東北東約7.8km、犀川西岸(左岸)、高瀬川東岸(左岸)、両川の合流点から北方へ伸びる山脈中の一山、標高625mの山稜山頂部を中心に立地する要害です。東麓の長野県道85号、穂高明科線からの比高は80m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。該当山稜の東麓から山尾根の北面直下を登る林道が伸びており、この林道の途中から登城路となる山道が付いている。入口には小さな案内板が立っているので見落とさないように…案内板の手前には車を捨てられるスペースもある。

同じような林道は山尾根の南面直下にも付いている。前回訪問時はこの林道から適当な場所を選んで適当直登したが見当が悪かったのか苦労させられた。東麓の安曇野市明科七貴(かつては7村が合併して成立した七貴村である。)からは山上へと登る多数の林道が伸びているので間違えないように…

築城年代、築城者は不明です。該地の安曇郡荻原村は、江戸時代には松本藩領池田組に属していたが、中世には同郡大穴庄を構成する一村であった。但し、天正検地によれば、村高は七十四石一斗四升四合でしかなく、発展したのは新田村(後には荻原新田村として分村する。)が開発された江戸時代に入ってからの話だ。同庄は「仁科之内」であり、築城者には、仁科氏の一族、もしくは被官衆が推測出来るが、永正元年(西暦1504年)から大永元年(西暦1521年)まで、小笠原氏と同族である、島立右近大夫貞永(深志城、後の松本城の築城者である。)、同七蔵貞知等が知領したとも伝わっておりはっきりとさせる事が難しい。

「安筑古城開基」には、天文二十一年(西暦1552年)八月、武田勢が稲倉城のリア攻めマップにある刈谷原城を攻め落とした際、城主であった太田資忠(弥助、長門守、太田道灌の舎弟とも三男とも伝わる。)を討ち取った荻原弥右衛門の居城であると書かれている。

伊勢内宮御師、宇治久家が、天正九年(西暦1581年)に記した「信濃国道者之御祓くばり日記」の「をたての(小立野)分」には、「む(お)きはらの与三左衛門殿 ちゃ三つ…後略、」とあり、該地の荻原には、地侍クラスの武士、与三左衛門があった事が判るが、前述した荻原城城主、荻原弥右衛門との関係性は不明だ。

縄張は3郭で構成されているが、城域内を東西に貫通する山道の造成のために形状が大きく損なわれている。特に細尾根となる、主郭と縄張図における通称3郭との間は壊滅的な惨状だ。城郭遺構としてはっきりと判るものは主郭西側山側背後の堀切の1条のみ。主郭南東側の崖下には段郭様地形と堀切様地形が確認出来るが、斜面崩落が疑われる部分でもあり実際にそうであったとは言い切れないものがある。

非常に悩ましい物件だ。周辺の城館は部分崩落しているか後世の大幅な改変を受けているかのどちらかなので、ある程度の形状が想像出来るだけでも遥かにマシな方なのかもしれない。今後も安曇野市里山再生計画等によって更なる改変を余儀無くされるかもしれないが、城跡を示す案内板を立てた心意気には素直に感謝したい。

※安曇野市の気持ち…埋蔵文化財<里山再生計画…こんな感じ…同じ小岩嶽城のリア攻めマップにある押野城をずたずたにした前科もある。

※塩川原城〜別称にはそうあるが、塩川原には位置していない。

※「荻と萩」〜おいらには東京都杉並区荻窪周辺を仕事の主戦場としていた時期がある。結果、忙しくて仕事が嫌になった。

※安曇郡大穴庄を構成する一村〜「長野県町村誌」では矢原庄の内としているが誤伝だろう。

※写真⑧は南麓の林道上から撮影した近景っす。中央のぽこりんが縄張図における通称2郭に当たる。

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