表木城

表木城([殿島城  周辺城郭])

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表木城の口コミ情報

2025年11月28日 内記かずりヾ(・ε・。)


表木城は殿島城の南南西約2.6km、天竜川西岸(右岸)、藤沢川南岸(右岸)、標高約648mの河岸段丘台地東縁上平場に立地する居館城です。東麓の国道153号からの比高は45m位でしょか。但し、連続する台地上からの比高は無いに等しい。城地はJR飯田線沿いでもあり、同線によって城域の一部が削り取られている。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。そのまま横付けが出来るし車は路肩に捨てられる。

築城年代は不明、築城者は表木氏が推測される。「伊那式鑑元記」には、「表木主膳、拾八貫文を有して同村表木に住む。…中略、世々高遠城に属し、天正年中(西暦1573年〜1592年)同氏の時、家名を失い其跡年貢地となる。」とあり、「宮田村誌」には、「往古の城主は勘林喜兵衛尉忠重、その後天文年中(西暦1532年〜1555年)唐澤右衛門尉美久が住んだ。」とある。

平安時代の表木は上中越村に含まれていたようだが、中世には伊那郡表木郷として発展していったと考えられ、伊那春近領の内である(明治時代の初頭には西春近村を構成していた。)。大永四年(西暦1524年)二月吉日、「礒并造宮日記」に続く「請取日記」に、「一 面木十俵、代一貫」とあるのが表木郷の文書上の初見か。同郷は諏訪社上社の御宝殿の造宮を負担している。又、天正六年(西暦1578年)戉寅二月吉日、「上諏訪造宮帳」には、「面木之郷 貮貫三百文 代官 同前(百姓輪番)」とあり、前宮大鳥居の造宮を他の中伊那の諸郷と共に負担しているが、領主、代官等が不在である。

現地説明板には「諏訪御符禮之古書」に面木氏が登場するとあるが、同書の該当箇所、文明十九年(西暦1487年)丁未御射山明年御頭定の条を見ると、「一 上𡑭芙澤(藤澤)庄諏方信濃守継宗御勤仕御代官筑後守御符禮三貫三百三十三文鹿皮一まい使三郎此年七月廿七日信州有賀へ葥あそはし候同年被食福島孫七眞木殿栗頭中澤高見打死候御射山無御延引故候八月七日迄鞍懸御許下御座候有賀へ矢射其間みりう御暖也城取立候御知行候」とあり、藤澤庄(高遠)の諏方信濃守継宗が、諏訪郡の有賀へ攻め寄せ、福島孫七、栗頭、中澤、高見等が討死した事が書かれているが、文中に「面木」の名が見当たらない。もしかしたら、「栗頭」の「栗」を「面木」と読むのが正しいのであろうか。何れにしても御教示をお願いしたいところ…

永禄四年(西暦1561年)十月晦日、(清水寺)成就院宛、武田信玄書状には、「追而、有立願之旨、黄金三両別而令奉納候、如恒例預使儈候、殊ニ本尊像、巻敷、扇子、杉原等并綾一端送給候、祝着候、仍今度、越後衆至于信州出張候之處、乗向遂一戦得勝利、敵三千余人打捕候、怨悉退散眼前候欤、仍當年奉寄附伊那郡面木郷、御入部珎重候、此他万疋之地、只今雖可渡進候、于市川、野尻両城残黨楯籠様ニ候、定雪消者、可致退散候欤、其砌名所書立、態可進入候、恐々謹言、」とあり、武田信玄は、山城国内清水寺成就院に、川中島での戦いにおいて三千余人を打ち捕らえ勝利したと報じ、残党は市川(アプリの登録城、仙当城であろうか。)、野尻の両城に楯籠ったが、雪が消えれば退散するだろうと言い、併せて同院に伊那郡面木郷を寄進している。考えるに在地土豪としての表木氏は既に没落していたのであろう。当時の表木郷は武田氏の御料所であった可能性が高い。

遠目から見れば可愛い控え目な佇まいのお城なんだけど、雑木林の中を覗き込んでびっくりっ!イカちぃコの字形の堀がしっかりと健在、思わず笑っちゃいましたわ。縄張は、主郭、南郭、北郭で構成される単純なものなんだけど、主郭には高さのある土塁もちゃんと残っている。堀の末端部がそのまま飯田線の軌道敷を潜る隧道に変貌しているのもポイント高し。訪ねてみなきゃ判らねぃ事の典型だわ。冬場でも結構、藪ってるけど愛でる価値が十分過ぎる程にある。

伊那谷の居館城て面白いんすよ。河岸段丘の崖端故に堀形なんかが崖上へ上がる道としてそのまま残っていたりする物件が多い。地域特性て言うんすかね。アプリの登録城、赤須城や殿島城なんかの小ちゃい版が至る所に転がってる。城館の密集度も高いし、目標を立てて制覇してみるのもよいかもしれん。ちなみにテンポよく廻ろうとしてチャリンコを利用した事もあるんだけど、田切地形を登ったり下りたりする事を繰り返す羽目になるんで止めておこう。地味にぼろぼろにされる。

※(清水寺)成就院宛、武田信玄書状〜謂わゆる上方への宣伝書状の一つであろう。風聞一つで諸勢力の去就が決まる。

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